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国内3大ECモールの寝具市場規模は、113%で拡大!




 
トピックス
・平均単価の上昇により売上が上昇

・布団セットが好調

・各モール上位メーカーが熾烈なシェア争い


Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングの3モールにおいて、2023年5月時点のNint推計データより、2023年3〜5月の寝具ジャンルは新生活の需要の追い風を受けて拡大トレンドが継続しています。当該時期の市場規模は2022年3〜5月と比較して113%となり、市場が堅調に拡大となっています。今後の売上規模は、推計値を元にした当社のAI分析を踏まえると、3モールにおいて当該ジャンルは、横ばい傾向との結果となりました。




また、同時期の平均単価は4,910円と前年同時期比で115%と、低単価商品の売上が減少し高単価商品の売上構成比が増加した影響で、平均単価の上昇が受け入れられています。平均単価については、推計値を元にした当社のAI分析を踏まえると、3モールにおいて当該ジャンルは、上昇傾向との結果となりました。

当該ジャンルでは、家具、インテリア等ライフスタイル商材を多く取り扱うメーカーA社が、前年同時期比で、寝具のサブジャンルで大幅なプラス成長を継続しており、その傾向は加速しつつあります。新生活需要の高まる3月が、年間を通して一番成長率が高いです。特にA社の布団セットジャンルは、寝具ジャンル全体の単価上昇627円の内、93円の単価上昇に貢献しており、サブジャンルの単価上昇に加え単価の高いサブジャンルの売上構成比が増えていることから全体の価格上昇に貢献しています。

各モールを観察すると、AmazonではA社が前年6位から首位になっており、売上を二桁台の成長を見せております。要因として布団セットやマットレス等の高単価商品が売上を拡大させたことが挙げられます。
楽天市場では、A社は昨年に引き続き首位をキープしています。また、前年5位だったマットレスに強みを持つB社が2位まで順位を上げており、売上も二桁台のプラス成長を継続しております。
Yahoo!ショッピングでもB社がプラス成長を見せており、前年9位からTOP5までランクアップさせております。


作成者
丸尾 拓也(Maruo Takuya, SMB Div.カスタマーサクセスUnit)
編集者
Nint Blog 編集長 加藤 洋平(Kato Yohei, ERP Div.カスタマーサクセスUnit)



寝具ジャンルの過去データ記事は以下からご確認いただけます。





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