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国内3大ECモールの寝具市場規模は、昨年比111%で堅調に拡大




トピックス
・マットレスを中心とした高価格商品が好調だったことにより平均単価が上昇

・Amazonと楽天市場の売上が好調に推移

・メーカーA社がAmazon、楽天市場で首位を独走


Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングの3モールにおいて、2023年4月時点のNint推計データより、2023年1〜3月の寝具ジャンルは新生活需要の追い風を受けて拡大トレンドが継続しています。

当該時期の市場規模は2022年1〜3月と比較して111%へ成長となり、市場が堅調に拡大となっています。今後の売上規模は、推計値を元にした当社のAI分析を踏まえると、3モールにおいて当該ジャンルは、上昇傾向との結果となりました。




また、同時期の平均単価は5,402円と前年同時期比で122%となり、マットレスを中心とした高単価商品が好調に推移したことで、平均単価の上昇が受け入れられています。

平均単価については、推計値を元にした当社のAI分析を踏まえると、3モールにおいて当該ジャンルは、横ばい傾向との結果となりました。

当該ジャンルでは、寝具・家電・インテリア用品を得意とするAメーカーが、前年同時期比で、寝具のサブジャンルで大幅なプラス成長を継続しており、その傾向は加速しつつあります。特にAメーカーは、Amazonの布団セットジャンルにおいて、寝具ジャンル全体の単価上昇967円の内、49円の単価上昇に貢献したほか、Amazonのマットレスジャンルでも21円の単価上昇に貢献していました。単価の高いサブジャンルの売上構成比が増え、全体の価格上昇に貢献していると言えます。

各モールを観察すると、Amazonでは売上上位の5社中4社が前年同時期比で売上を伸長させており、前年4位のA社が今年は首位になっております。
楽天市場ではA社の首位に変動はありませんが、マットレスの中でも高単価な商品を取り扱うB社が大幅に売上を伸長させており、前年8位から5位まで順位をあげているなどシェア争いが激化しております。


作成者
丸尾 拓也(Maruo Takuya, SMB Div.カスタマーサクセスUnit)
編集者
Nint Blog 編集長 加藤 洋平(Kato Yohei, ERP Div.カスタマーサクセスUnit)



寝具ジャンルの過去データ記事は、以下からご確認いただけます。





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