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国内3大ECモールの寝具市場規模は、昨年比106%で堅調に拡大!



Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングの3モールにおいて、Nint推計データ(2022年11月時点)より、2022年8月~10月の寝具ジャンルは快眠需要の追い風を受けて拡大トレンドが継続しています。
当該時期の市場規模は2021年8月〜10月と比較して106%へ成長となり、市場が堅調に拡大となっています。
今後の売上規模は、推計値を元にした当社のAI分析を踏まえると、3モールにおいて当該ジャンルは、上昇傾向との結果となりました。




また、同時期の平均単価は5,349円で、前年同期比で119%と2万円以上の高単価マットレスの売上構成比が上がっているという背景もあり平均単価を押し上げています。
今後の平均単価については、推計値を元にした当社のAI分析を踏まえると、3モールにおいて当該ジャンルは、高止まりの結果となりました。しかしながら大型商材の物流費の上昇や仕入れ部材のコストアップが価格上昇を引き起こす可能性があります。

当該ジャンルについて、外資系A社が前年同期間比で寝具のマットレスジャンルで大幅なプラス成長を継続しており、その傾向は落ち着きを見せております。また、B社のマットレスジャンルは、寝具ジャンル全体の単価上昇865円の内、34円の単価上昇に貢献しており、単価の高いサブジャンルの売上構成比が増えていることから全体の価格上昇に貢献しています。その背景にはTVで告知されるブランド商品による快眠需要を背景にした商品の売上が伸長したことが貢献したと言えそうです。

各モールを観察すると、楽天市場の上位3社は、前年同期間比でジャンル平均レベルの成長が続き、その傾向は横這いとなっている。また、9〜10月においては1,2位の差がほとんどなく、首位攻防戦が起こっています。
一方Amazonでは、上位3社による三つ巴となっており、冬物の羽毛布団のラインナップを持つところは急進しています。


作成者
今田 雅也(Konta Masaya)
編集者
Nint Blog 編集長 加藤 洋平(Kato Yohei, ERP Div.カスタマーサクセスUnit)


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