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【2025年12月〜2026年2月】カーテン・ブラインド市場レポート:単価の劇的上昇が売上を牽引

2025年12月から2026年2月にかけてのカーテン・ブラインド市場は、販売数量が大幅に減少した一方で、平均単価が前年比で約6.8倍という驚異的な上昇を記録し、市場全体の売上規模を押し上げました。本レポートでは、大手ECサイトにおけるNint ECommerceのデータをもとに、最新の市場動向を解説します。

※本記事は大手ECサイトにおけるNint ECommerceデータを元に執筆しています。

カーテン・ブラインド市場 売上推移グラフ

カーテン・ブラインドの市場規模

2025年12月〜2026年2月のカーテン・ブラインドジャンル全体の市場規模は以下の通りです。

  • 売上高: 約19億3,952万円(前年同期比 +7.3%)
  • 販売数量: 約15万2,126個(前年同期比 ▲84.2%)
  • 平均単価: 約1万2,749円(前年同期比 +578.6%)

市場全体として、販売数量は約8割の大幅な減少となりましたが、平均単価が前年比で約6.8倍に跳ね上がったことにより、売上高ベースでは約7%のプラス成長を維持しました。低単価な既製品から、サイズオーダーや遮熱・防音などの高付加価値を備えた高単価製品へと需要が劇的にシフトしていることが伺えます。

カーテン・ブラインド市場のカテゴリ別売上構成比とトレンド

本章ではカテゴリ別の売上構成を比較し、トレンドを読み解きます。

カテゴリ別売上構成比(上位カテゴリ)

  • 1位:カーテン

売上構成比:約63.8%(前年同期比 +4.6ポイント)

平均単価:約2万1,623円

  • 2位:ロールスクリーン

売上構成比:約12.2%(前年同期比 +0.8ポイント)

平均単価:約1万3,782円

  • 3位:ブラインド

売上構成比:約11.1%(前年同期比 ▲1.6ポイント)

平均単価:約1万4,997円

  • 4位:カフェカーテン

売上構成比:約1.5%(前年同期比 ▲1.3ポイント)

平均単価:約3,371円

  • 5位:のれん

売上構成比:約1.3%(前年同期比 ▲0.3ポイント)

平均単価:約2,055円

製品開発のトレンド

売上の6割以上を占める「カーテン」カテゴリにおいて、平均単価が約2万1,000円を超え、構成比も4.6ポイント増加しています。市場の傾向からは、窓サイズに合わせたミリ単位のオーダー対応や、省エネ効果の高い裏地付き遮光カーテンなど、室内の快適性を高めるための投資が加速していることが推察されます。

また、2位の「ロールスクリーン」もシェアを伸ばしており、消費者の関心が、すっきりとした見た目のインテリア性や、取り付けが容易なつっぱり式、操作性の高いチェーン式など、利便性とデザインを兼ね備えた製品に向いている可能性が考えられます。

カーテン・ブラインド市場の価格帯別販売構成と販売戦略

ここでは市場全体を価格帯別データに分けて整理し、販売戦略を考察します。

価格帯別の販売構成について

低価格帯(4,000円未満)

売上構成比:約28.6%

平均単価が2,000円〜3,000円台の「のれん」や「カフェカーテン」が中心となるゾーンと推測されます。

中価格帯(4,000円〜1万4,000円)

売上構成比:約38.0%

標準的なサイズの既製カーテンや、小窓用のブラインドなどが含まれる層と推測されます。

高価格帯(14,000円以上)

売上構成比:約33.4%

平均単価が2万円を超えるオーダーカーテンや、大型のロールスクリーンが主役となるセグメントです。

価格帯別の販売戦略について

低価格帯

数量の落ち込みをカバーするため、季節に合わせた「のれん」の柄替え提案や、複数枚購入を促すまとめ買い割引の実施が有効と考えられます。

中価格帯

既製品であっても「遮熱」「防音」「洗濯可能」といった具体的な機能面をデータに基づき強調し、価格以上の価値を視覚的に伝える訴求が重要です。

高価格帯

単価が非常に高くなっているため、採寸ミスの不安を払拭するガイドの充実や、生地サンプルの無料送付、長期保証の提示など、納得感を醸成する施策が不可欠です。

展望予測とカーテン・ブラインド市場を読み解くヒント

本章では展望と市場を読み解くヒントをご紹介します。

今後の展望

短期的には、春の新生活シーズンに向けた買い替え需要が本番を迎えますが、現状の単価上昇傾向は維持されると予測されます。中期的には、スマートホームとの連携(自動開閉式)や、環境負荷を低減するリサイクル素材の採用など、新たな付加価値を備えた製品が市場シェアをさらに広げ、質的な市場拡大が続くと考えられます。

市場を読み解くヒントは「Nint ECommerce」!

「Nint ECommerce」では、大手ECモールの詳細な販売動向や、カテゴリ別の微細なトレンドを可視化できます。

さらに、AIが膨大なデータを分析して要点を整理する「AIインサイトレポート」を利用することで、複雑な市場動向の裏側にある勝機を迅速に見つけ出し、次の一手を確信を持って打つことが可能になります。

また、即戦力のEC人材をお探しの場合は、『EC Talent』にご相談ください。

調査概要

  • 対象期間:2025年12月1日〜2026年2月28日
  • データソース:Nint ECommerce

この記事を書いた人

山本 真大(やまもと まさひろ)
株式会社Nint マーケティングDiv ECアナリスト

note:https://note.com/nint_ecommerce

株式会社明治の菓子営業としてキャリアをスタートし、主に店頭での販促施策を担当。その後IT業界・流通業界・他業界のメーカー職を経験し、オフライン市場における、製造・流通に携わる。EC業界の今後に魅力を感じ株式会社Nintへ入社。営業・カスタマーサクセスを経て現在、ECデータアナリストとして、数々のブログや電子書籍の執筆、セミナー登壇に関わる。
セミナー登壇数は20を超え、オフラインの経験とオンラインのデータ分析をもとにした、セミナー内容は参加者からも好評をいただいている。

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