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ECモールの寝具カバー・シーツ市場規模は、昨年比99%で横ばい!



Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングの3モールにおいて、Nint推計データ(2022年12月時点)より、2022年10~11月の寝具カバー・シーツジャンルは、コロナ禍のすごもり需要で市場拡大した状態から横這いが継続しています。
当該時期の市場規模は2021年10〜11月と比較して99%となり、市場が横這いとなっています。
今後の売上規模は、推計値を元にした当社のAI分析を踏まえると、3モールにおいて当該ジャンルは、横ばい傾向との結果となりました。



また、同時期の平均単価は2,869円で、前年同期比で110%へと、円安・素材高による値上げの影響や、低単価商品の売上が減少し高単価商品の売上構成比が増加する影響もあり平均単価の上昇が受け入れられています。
平均単価については、推計値を元にした当社のAI分析を踏まえると、3モールにおいて当該ジャンルは、高止まりとの結果となりました。


特徴的な事例として、2021年売上上位であったメーカーは2022年は失速している傾向にあります。その代わり、家電をメインに取り扱っているA社が前年同時期比で、寝具カバー・シーツのジャンルで大幅のプラス成長を継続しており、その傾向は加速しつつあります。A社は10月よりも新生活需要の高まる3月の方が伸長率が高いです。

Amazonでは、低単価商品をメインで扱うB社が前年と横這いではありますが売上を独占しています。

楽天市場では、2020年に楽天市場で同ジャンルをメインジャンルとして販売をスタートしたC社が、毎年2桁台のプラス成長を見せており、首位争いから抜け出しそうな勢いをみせております。

Yahoo!ショッピングでは、各メーカー横這い傾向にある中、A社が掛け布団カバーの売上を急拡大させ上位争いに食い込んできております。

「掛け布団カバー」「枕カバー」などサブジャンルによって傾向が異なる寝具カバー・シーツ市場、今後の新生活商戦を勝ち抜くために各メーカーがどのように仕掛けるのか注目です。


作成者
丸尾 拓也(Maruo Takuya, SMB Div.カスタマーサクセスUnit)
編集者
Nint Blog 編集長 加藤 洋平(Kato Yohei, ERP Div.カスタマーサクセスUnit)



関連して、寝具ジャンルについては以下の記事からご確認いただけます。





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