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【25年11月〜26年1月】スポーツ・アウトドア市場レポート|ランニングカテゴリの躍進

#市場規模 #マーケティング #販促ノウハウ #ECデータ

2025年11月から2026年1月にかけてのスポーツ・アウトドア市場は、市場全体の販売数量が減少する一方で、平均単価が上昇し売上規模を維持する傾向が見られました。本レポートでは、大手ECサイトにおけるNint ECommerceのデータをもとに、最新の市場動向を解説します。


※本記事は大手ECサイトにおけるNint ECommerceデータを元に執筆しています。

スポーツ・アウトドアの市場規模

2025年11月〜2026年1月におけるスポーツ・アウトドアジャンル全体の市場規模は以下の通りです。

  • 売上高: 約644億6,397万円(前年同期比 ▲1.6%)
  • 販売数量: 約1,074万7,407個(前年同期比 ▲14.9%)
  • 平均単価: 約5,998円(前年同期比 +15.5%)

市場全体としては、販売数量が前年同期比で約15%減少したものの、平均単価が約6,000円弱まで上昇したことにより、売上高の減少幅は約2%弱に留まりました。物価上昇や高機能製品への需要シフトに伴い、1点あたりの購買単価が向上していることがわかります。

スポーツ・アウトドア市場のカテゴリ別売上構成比とトレンド

本章ではカテゴリ別の売上構成を比較し、トレンドを読み解きます。

カテゴリ別売上構成比(上位カテゴリ)

  • 1位:ゴルフ
    売上構成比:約19.9%(前年同期比 ▲0.3ポイント)
    平均単価:約8,467円
  • 2位:アウトドア
    売上構成比:約13.8%(前年同期比 ▲0.5ポイント)
    平均単価:約6,166円
  • 3位:自転車・サイクリング
    売上構成比:約9.3%(前年同期比 ▲0.7ポイント)
    平均単価:約9,483円
  • 4位:ウィンタースポーツ

売上構成比:約9.0%(前年同期比 ▲0.6ポイント)

平均単価:約10,110円

  • 5位:フィットネス・トレーニング

売上構成比:約6.1%(前年同期比 +0.4ポイント)

平均単価:約6,407円

製品開発のトレンド

主要カテゴリであるゴルフやウィンタースポーツにおいて、平均単価が15%〜20%前後上昇しており、高単価な最新ギアやメンテナンス性の高い製品への投資が進んでいます。 特筆すべきは「ランニング・マラソン」カテゴリで、売上前年成長率が約20%と大きく伸長しています。 健康意識の継続的な高まりに加え、厚底シューズに代表される走行効率を高める素材開発や、スマートデバイスとの連携を前提としたアクセサリ展開が、市場の活性化を牽引しています。

スポーツ・アウトドア市場の価格帯別販売構成と販売戦略

ここでは市場全体を価格帯別データに分けて整理し、販売戦略を考察します。

価格帯別の販売構成について

低価格帯(4,900円未満)

売上構成比:約22.0%

消耗品やウェアの小物類が中心です。美津濃やアディダス、ナイキといったブランドも一定のシェアを持ちますが、その他メーカーが約85%と圧倒的な数量を支えています。

中価格帯(4,900円〜24,500円)

売上構成比:約47.0%

シューズや一般向けスポーツギア、アパレルが該当します。ゴールドウインやアシックスなどの国内ブランドが強みを発揮しやすく、機能性と価格のバランスが重視されるゾーンです。

高価格帯(24,500円以上)

売上構成比:約31.0%

ゴルフクラブや自転車本体、高機能アウトドア用品が含まれます。特にキャロウェイやテーラーメイドといったゴルフブランドがこの価格帯の売上を大きく牽引しており、ブランド力が購入の決定要因となります。 

価格帯別の販売戦略について

低価格帯

ブランド認知拡大の接点として重要です。アディダスやナイキのように、エントリーモデルやアクセサリを充実させ、将来的な高単価製品へのアップセルに繋げる戦略が有効です。 

中価格帯

アシックスやヨネックスのように、競技特有の技術的裏付け(クッション性や軽量化など)を強調し、趣味を本格化させる層の「失敗したくない」という心理に応える訴求が重要です。

高価格帯

シマノやゴルフメーカーに見られるように、専門性の高いスペックの提示に加え、アフターサービスや資産価値としての「ブランドの信頼性」を前面に出したプロモーションが必須となります。

(参考)ジャンル別価格分布

Nint ECommerceを使った価格帯別売上規模推移
市場の見える化を実現するツール「Nint ECommerce」でTOPメーカーの価格別売上構成比を見ると以下のように確認できます。
※ご契約プランによって確認可能

横軸:価格帯で分けており、太さが構成比
縦軸:該当価格帯におけるメーカーシェア率
出典:Nint ECommerce

展望予測とスポーツ・アウトドア市場を読み解くヒント

本章では展望と市場を読み解くヒントをご紹介します。

今後の展望

短期的には、1点あたりの高単価化が進むことで、売上高ベースでは堅調な推移が見込まれます。特にランニングやフィットネスなど、個人の生活習慣に根ざしたカテゴリは安定成長が続くでしょう。中期的には、単なる「道具」の提供から、アプリ連動によるデータ計測やコミュニティ体験といった「付加価値サービス」の同梱が差別化の鍵となります。消費者の目はよりシビアになり、単価に見合った技術革新が伴わない製品は選別される「本質志向」が強まる予測です。

市場を読み解くヒントは「Nint ECommerce」!

今回のレポートで明らかになったように、スポーツ・アウトドア市場は「数量減・単価増」という大きな転換期にあります。激しいカテゴリ間のシェア変動や、ブランドごとの価格戦略をリアルタイムに把握するには、感覚ではなく確かなデータが必要です。

「Nint ECommerce」を活用すれば、モール内の詳細な売上推移や、競合ブランドの価格帯別の動きを精緻に分析できます。

さらに、AIが膨大なデータを分析して要点を整理する「AIインサイトレポート」を利用することで、複雑な市場動向の裏側にある勝機を迅速に見つけ出し、次の一手を確信を持って打つことが可能になります。

また、即戦力のEC人材をお探しの場合は、『EC Talent』にご相談ください。

調査概要

  • 対象期間:2025年11月1日〜2026年1月31日
  • データソース:Nint ECommerce
  • 対象カテゴリ:スポーツ・アウトドア

この記事を書いた人

山本 真大(やまもと まさひろ)
株式会社Nint マーケティングDiv ECアナリスト

note:https://note.com/nint_ecommerce

株式会社明治の菓子営業としてキャリアをスタートし、主に店頭での販促施策を担当。その後IT業界・流通業界・他業界のメーカー職を経験し、オフライン市場における、製造・流通に携わる。EC業界の今後に魅力を感じ株式会社Nintへ入社。営業・カスタマーサクセスを経て現在、ECデータアナリストとして、数々のブログや電子書籍の執筆、セミナー登壇に関わる。
セミナー登壇数は20を超え、オフラインの経験とオンラインのデータ分析をもとにした、セミナー内容は参加者からも好評をいただいている。

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【出典:「【25年11月〜26年1月】スポーツ・アウトドア市場レポート|ランニングカテゴリの躍進」(2026年2月13日公開)】
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