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国内3大ECモールのテント市場規模は、昨年比101%で横ばい!




トピックス
・キャンプ用品全般を扱う総合アウトドア用品メーカーのA社が市場規模1位

・楽天市場がプラス成長、Amazonは横這い、Yahoo!ショッピングはマイナス成長

・コロナが終息を見せる今年の春はキャンプ需要が一気に拡大する可能性大


Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングの3モールにおいて、Nint推計データ(2023年3月時点)より、2022年12月~2023年2月のテントジャンルはコロナ禍における需要増加の頭打ちにより横這いが継続しています。

当該時期の市場規模は2021年12月〜2022年2月と比較して101%へ留まり、市場が横這いとなっています。
今後の売上規模は、推計値を元にした当社のAI分析を踏まえると、3モールにおいて当該ジャンルは、3モールにおいて当該ジャンルは、高止まり傾向との結果となりました。




また、同時期の平均単価は8,324円と前年同時期比で120%と調達原価の上昇による値上げや、昨年売れていた低単価テントアクセサリーが不買であったこともあり平均単価の上昇が受け入れられています。
平均単価については、推計値を元にした当社のAI分析を踏まえると、3モールにおいて当該ジャンルは、上昇傾向との結果となりました。

当該ジャンルでは、キャンプ用品全般を扱う総合アウトドア用品メーカーのA社が、引き続き売上で首位をキープしております。特に楽天市場では前年から130%へ伸長させており伸長額で最も大きくなっております。一方でYahoo!ショッピングでは前年同時期比で大きく下回る結果となりました。

各モールを観察すると、

Amazonでは、首位は上述のA社ですが、フィットネス事業を主軸としリーズナブルで安全なレジャー・スポーツ用品を販売しているB社が前年4位から9位へと転落し売上の減少は最も大きくなりました。

楽天市場では、TOP20メーカーは前年同時期比で1.37倍と3モールで最も成長をしており、20社中16社が前年同時期比を大きく伸ばしております。

Yahoo!ショッピングでは新ショップの高品質素材を使用したアウトドア用品専門のブランドB社が大きく売り上げを伸ばしTOP20入りとなりました。

コロナ禍も終息しつつある今年の春はアウトドア需要がさらに高まる可能性があり、今後の首位争いから目が離せません。


作成者
小西 雅之(Konishi Masayuki, SMB Div.カスタマーサクセスUnit)
編集者
Nint Blog 編集長 加藤 洋平(Kato Yohei, ERP Div.カスタマーサクセスUnit)



隣接するジャンルとして、バーベキュー・クッキング用品ジャンルの記事もあります。





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