ECモールのバーベキュー・クッキング用品市場規模は、昨年比90%と縮小!



Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングの3モールにおいて、Nint推計データ(2022年12月時点)より、2022年9月~11月のバーベキュー・クッキング用品ジャンルは行動制限緩和の影響もあり、昨年、一昨年とくらべ市場規模は落ち着いている印象です。加えて観光需要喚起策の県民割が、2022年10月から全国旅行支援として拡大。さらに2023年も延長が決定しており、外出イベントが変わり始めたためバーベキュー等の機会が減り、旅行へシフトしている可能性もあります。
当該時期の市場規模は2021年9〜11月と比較して90%となり、市場が縮小しています。
今後の売上規模は、推計値を元にした当社のAI分析を踏まえると、3モールにおいて当該ジャンルは、横ばい傾向との結果となりました。




また、同時期の平均単価は2,960円と前年同期比で112%となっており、低単価商品の売上が減少し高単価商品の売上構成比が増加するという理由から平均単価の上昇が受け入れられています。
平均単価については、推計値を元にした当社のAI分析を踏まえると、3大ECモールにおいて当該ジャンルは、上昇との結果となりました。

Amazonでの当該ジャンルでは、昨年まではメーカーA社とB社がトップ争いをしておりましたが、そこにC社加わり上位は混戦模様です。
楽天市場では昨年からA社が上位をキープし根強い人気があり、現在は首位を独走状態となっております。要因としては主力商品だけでなく、バーベキュー・クッキング関連の幅広い商品を取り揃えているのが考えられます。
Yahoo!ショッピングでは上記のA社に加えD社が首位争いをしておりますが、2022年9〜11月時点ではA社がリード。まだまだ首位争いが続きそうです。また2022年4月ごろからすごいスピードで成長しているE社。今後注目が集まりそうです。


作成者
芳野 友哉(Yoshino Tomoya, DX Div.DX推進Unit)
編集者
Nint Blog 編集長 加藤 洋平(Kato Yohei, ERP Div.カスタマーサクセスUnit)


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