データ期間:8月14日〜9月17日
データ範囲:美容(スキンケア・メイクアップ)、食品保健、海外OTC医薬品、ベビー・マタニティカテゴリ、トイレタリー(洗剤/ペーパー/衛生用品)
データ精度:速報値のため返品処理等を含む精度改善処理は未反映、弊社推計値
対象プラットフォーム:天猫/淘宝/京東 【分析データ】
- 市場全体(中国ブランド+海外ブランド+日本ブランド)の市場規模の2023年、2022年の前年同週比
- 日本ブランドのみの市場規模の2023年、2022年の前年同週比
- 日本ブランド対市場全体の前年同週比の差分
一時的な、駆け込み需要が発生か?

8月24日以降、日本ブランドと市場全体の成長率の乖離は、8月24日以前に比べて拡大しています。特に、8月28日〜9月3日の週において、日本ブランドの規模は市場全体に比べて-5%となっており、9月4日〜11日の週には-18%となっています。
カテゴリ別に見ると、美容コスメ(スキンケア/ボディケア/メイクアップ)カテゴリにおいて、日本ブランドの販売金額の低下が顕著であり、8月24日以降、さらに低下しています。
またスキンケア/ボディケアに焦点を当てて分析すると、8月24日以降は他カテゴリと同様に低迷しているが、処理水の海洋放水のニュースが報道直後があった8月21-27日の週には、前年比114%となり、対市場全体よりも+12%となっていることから駆け込み需要などの要因が考えられます。
W11などの大規模な販促イベントを控えている中で、多くの企業が予算と戦略を急遽見直しています。そこで、当社が提供するデータを用いて、「ALPS処理水の海洋放出報道後の約3ヶ月間で見られた中国のEC市場の定量的変動」といったテーマで、10月20日(金) 15:00 ~ 16:00に開催のオンラインセミナーにて詳しく解説いたします。このセミナーでは、客観的な分析を通じて、各企業の課題解決にお役立ていただける情報を提供いたします。