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国内3大ECモールのメンズシャツ市場規模は、昨年比123%へ拡大




トピックス
・メンズシャツ市場は新生活需要もあり3モールともに売上が拡大

・Amzonが圧倒的急成長

・各モールでよく売れている商品が異なる


Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングの3モールにおいて、2023年4月時点のNint推計データより、2023年1〜3月のメンズシャツジャンルは新生活の需要、買い替えニーズ需要などの追い風を受けて拡大トレンドが始まっています。

当該時期の市場規模は2022年1〜3月と比較して123%へ成長となり、市場が急速に拡大しています。今後の売上規模は、推計値を元にした当社のAI分析を踏まえると、3モールにおいて当該ジャンルは、横ばいとの結果となりました。




また、同時期の平均単価は4,316円と前年同時期比で113%へと昨年好調な2,000円以下の低単価シャツが今年は販売がなかったという理由もあり平均単価の上昇が受け入れられています。平均単価については、推計値を元にした当社のAI分析を踏まえると、3モールにおいて当該ジャンルは、引き続き上昇傾向との結果となりました。

当該ジャンルでは、ワイシャツ・ネクタイ・ベルト等を企画、製造、卸、通信販売するA社が、同年同時期比160%と大きく伸長しており、売上伸長額は+4,800万と圧倒的成長を示し3モール合計で売上高で首位となっております。

各モールを観察すると、

Amzonは、前年同時期比で300%と楽天市場、Yahoo!ショッピングと比較しても大きく売り上げを伸ばしており、上述のA社が前年同様に首位を継続しております。また、TOP20ショップ中19ショップが成長しており、ビジネスシャツのジャンルが特に好調な結果となりました。

楽天市場では、1953年創業の日本で一番シャツを売っているB社が引き続き首位を独走しており、前年同時期比127%と順調に拡大しております。こちらもビジネスシャツのジャンルが好調です。

Yahoo!ショッピングでは上記2モールと比較すると大手セレクトショップやSPAブランドなどビジネスシャツではなくカジュアルシャツジャンルが好調となりました。また、ファッションECでは圧倒的NO1のC社が前年同時期比192%と首位を独走しております。

同じシャツジャンルでも各モールで売れるモノが違い、モールの特色が出る結果となりました。


作成者
小西 雅之(Konishi Masayuki, SMB Div.カスタマーサクセスUnit)
編集者
Nint Blog 編集長 加藤 洋平(Kato Yohei, ERP Div.カスタマーサクセスUnit)



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