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シェービング・脱毛・脱色市場レポート|売上+23%

#市場レポート #市場規模 #ECデータ
シェービング・脱毛・脱色市場レポートのキービジュアル

本記事は、カミソリや脱毛ワックス・クリーム、脱色剤、アフターシェーブといった「シェービング・脱毛・脱色」用品をECで販売する事業者・メーカーの方に向けた市場レポートです。主要ECモールにおける2026年4〜6月のシェービング・脱毛・脱色カテゴリの推定売上は約9.2億円(前年同期比+22.7%)、推定販売数は約37.5万点(同+17.0%)、平均単価は約2,458円(同+4.6%)でした(Nint ECommerce調べ・推計値)。数量と単価が揃って伸び、市場全体が二桁成長した四半期を、サブカテゴリ別・価格帯別に読み解きます。なお本記事は光美容器や脱毛器といった家電(デバイス)ではなく、繰り返し使うカミソリ・除毛/脱色の消耗品・ケア用品の市場を対象としています。

本レポートのサマリー

  • 市場規模: 約9.2億円(前年同期比 +22.7%)
  • 販売数量: 約37.5万点(前年同期比 +17.0%)
  • 平均単価: 約2,458円(前年同期比 +4.6%)
  • 主要サブカテゴリ: 脱毛剤・ワックス・クリーム(22.7%)/その他(20.7%)/T字カミソリ替刃(14.6%)/T字カミソリ(13.3%)
  • キートレンド: 夏の自己処理需要で数量・単価がそろって伸長/脱毛剤・除毛系が最大の柱/替刃を含むカミソリ関連が安定した消耗品需要を形成

シェービング・脱毛・脱色のEC市場規模と推移

2026年4〜6月のシェービング・脱毛・脱色のEC市場規模は約9.2億円、前年同期比+22.7%でした。販売数が+17.0%、平均単価が+4.6%と、数量・単価の両方が揃って伸びており、市場は明確な拡大フェーズにあります。カミソリや除毛・脱色といった自己処理用品は、肌の露出が増える初夏から需要が立ち上がる季節性の強いカテゴリで、この四半期の二桁成長には夏本番へ向けた自己処理需要の高まりが表れています。美容全体の動向は美容・コスメのEC市場規模レポートで、体のケア用品全般はボディケア市場レポートで扱っており、本記事はそのなかでもシェービング・脱毛・脱色の消耗品カテゴリを深掘りします。

指標2026年4〜6月前年同期前年同期比
推定売上約9.2億円約7.5億円+22.7%
推定販売数約37.5万点約32.1万点+17.0%
平均単価約2,458円約2,350円+4.6%
主要ECモールのシェービング・脱毛・脱色カテゴリ推定値(Nint ECommerce調べ・推計値)

売上の伸び(+22.7%)が販売数の伸び(+17.0%)を上回っているのは、単価上昇(+4.6%)が上乗せされているためです。数量が増えながら単価も上がる展開は、消耗品としての買い足しに加えて、まとめ買いや高機能タイプへの置き換えが同時に進んでいる状態を示しています。季節需要のピークは9月前後まで続くため、夏から残暑にかけての在庫と販促の設計が売上を左右します。

サブカテゴリ別の構成と勝ち負け

シェービング・脱毛・脱色カテゴリは、脱毛剤・ワックス・クリームが市場全体の約2.3割(22.7%)を占める最大の柱です。これにT字カミソリ替刃(14.6%)とT字カミソリ本体(13.3%)を合わせたカミソリ関連が約2.8割を形成し、除毛系とシェービング系の二本柱で市場が成り立っています。脱色剤(9.0%)やアフターシェーブ(8.5%)が続き、用途ごとに需要が分散しているのが特徴です。

サブカテゴリ構成比
脱毛剤・ワックス・クリーム22.7%
その他20.7%
T字カミソリ替刃14.6%
T字カミソリ13.3%
脱色剤9.0%
アフターシェーブ8.5%
主要ECモールのシェービング・脱毛・脱色サブカテゴリ別構成比(2026年4〜6月・Nint ECommerce調べ・推計値)

最大の柱である脱毛剤・ワックス・クリームは、夏に向けた腕・脚・脇などの自己処理需要をそのまま受け止めるサブカテゴリで、市場拡大の中心にあります。カミソリ関連では、本体(13.3%)よりも替刃(14.6%)の構成比が高く、一度使い始めた消耗品を継続して買い足す「リピート型」の需要が土台になっていることが読み取れます。事業者は、脱毛剤・除毛クリームで新規の来店を集め、カミソリ替刃やアフターシェーブで継続購入につなげるという、入口と継続の両面を意識した品揃えが有効です。

価格帯別の販売構成と購買行動

シェービング・脱毛・脱色は、価格帯ごとに買われ方がはっきり分かれるカテゴリです。平均単価(約2,458円)を基準に低・中・高の3価格帯で売上構成比を見ると、中価格帯が約7割(68.9%)と大きく、日常使いの消耗品ゾーンが市場の中心を占めています。

価格帯売上構成比
低価格帯8.4%
中価格帯68.9%
高価格帯22.7%
主要ECモールのシェービング・脱毛・脱色 価格帯別売上構成比(2026年4〜6月・Nint ECommerce調べ・推計値)

低価格帯: 単品カミソリ・替刃・脱色剤

低価格帯では、単品のT字カミソリや少量パックの替刃、脱色剤といった小物が中心です。日常的な補充や試し買いとして購入されるゾーンで、1点あたりの単価は低く、送料無料ラインを満たすための併せ買いも多く見られます。市場全体の構成比は8.4%と最も小さいものの、消耗品の入口としての役割を担っています。

中価格帯: 脱毛剤・除毛クリーム・替刃まとめ買い

売上構成比が最も大きい中価格帯(68.9%)では、脱毛剤・除毛クリームや、替刃の複数個パック・まとめ買いが売れ筋です。「夏に向けてしっかり自己処理をそろえる」需要が集まる主戦場で、容量やコストパフォーマンス、使いやすさが選ばれる条件になっています。市場の約7割がここに集中しており、この価格帯での品揃えの厚みと在庫確保が、売上を伸ばすうえで最も重要です。

高価格帯: 大容量・高機能タイプ・ケアセット

高価格帯(22.7%)は、大容量タイプや高機能な替刃システム、アフターシェーブを含むケアセットが中心です。まとめ買いによる1回あたりの購入額の底上げや、肌あたりを重視した上位モデルへの置き換えが進むゾーンで、平均単価が+4.6%と上昇している背景には、この高単価帯への需要シフトがあると見られます(Nint ECommerce調べ・推計値)。

シェービング・脱毛・脱色の事業者が来期取るべき3つの打ち手

ここまでの市場データをふまえ、シェービング・脱毛・脱色用品をECで扱う事業者が来期に向けて取るべき打ち手を3つに整理します。

打ち手1: 需要ピークの9月前後に在庫と露出を寄せる

肌の露出が増える初夏から需要が立ち上がり、ピークは9月前後まで続く季節性の強いカテゴリです。数量+17.0%・単価+4.6%という二桁成長は、この夏需要をとらえた結果と見られます。脱毛剤・除毛クリームやカミソリ替刃の在庫を夏本番から残暑にかけて厚く確保し、検索が伸びるタイミングに広告やモール内露出を寄せることで、需要の山を取りこぼさない設計が有効です。

打ち手2: 替刃・詰め替えでリピート導線をつくる

T字カミソリ本体(13.3%)より替刃(14.6%)の構成比が高いことは、一度使い始めた消耗品を継続して買い足す需要の厚さを示しています。本体購入者に替刃の定期購入やまとめ買いを提案し、除毛クリームやアフターシェーブへの併売でカゴ単価を高めることで、単発の販売を継続的な売上に変えられます。中価格帯のまとめ買いパックは、このリピート導線の中核になります。

打ち手3: 競合の品揃え・価格を見て中〜高価格帯を磨く

売上の約9割が集まる中〜高価格帯は、品揃えと価格設定が競争力を左右します。Nint ECommerceでは、主要ECモールの競合ショップがどのブランド・どの容量・どの価格帯で脱毛剤やカミソリ替刃を展開しているかを把握でき、自社の品揃えと価格を磨く材料になります。

よくある質問(Q&A)

シェービング・脱毛・脱色のEC市場規模はどのくらいですか?

主要ECモールにおける2026年4〜6月の推定売上は約9.2億円で、前年同期比+22.7%でした(Nint ECommerce調べ・推計値)。販売数は+17.0%、平均単価は+4.6%です。なお本市場は脱毛器などの家電ではなく、カミソリ・脱毛クリーム・脱色剤などの消耗品を対象としています。

主要ECモールで売れ筋のシェービング・脱毛・脱色用品は何ですか?

脱毛剤・ワックス・クリームが市場全体の約2.3割(22.7%)を占めて最も大きく、T字カミソリ替刃(14.6%)、T字カミソリ本体(13.3%)、脱色剤(9.0%)、アフターシェーブ(8.5%)が続きます。除毛系とカミソリ関連の二本柱が市場の中心です。

シェービング・脱毛・脱色用品でモノが売れる価格帯はどこですか?

売上構成比が最も大きいのは中価格帯(68.9%)で、脱毛剤・除毛クリームや替刃のまとめ買いが中心です。高価格帯(22.7%)は大容量・高機能タイプやケアセットが支え、平均単価の上昇を下支えしています。

なぜこの四半期は数量・単価がそろって伸びたのですか?

肌の露出が増える夏に向けて自己処理需要が高まる季節性が背景にあります(Nint ECommerce調べ・推計値)。消耗品の買い足しで数量が増える一方、まとめ買いや高機能タイプへの置き換えで単価も上昇し、売上が二桁で伸びる展開になっています。

まとめと、より深く分析するためのヒント

  • 2026年4〜6月のシェービング・脱毛・脱色EC市場は約9.2億円(前年同期比+22.7%)。数量+17.0%・単価+4.6%が揃って伸長。
  • 脱毛剤・ワックス・クリームが最大の柱(22.7%)。カミソリ関連は替刃の構成比が本体を上回り、リピート型の消耗品需要が土台。
  • 売上の約7割が中価格帯に集中。高価格帯の大容量・高機能タイプが単価上昇を下支え。需要ピークは9月前後。

こうしたサブカテゴリ別・価格帯別の動向は、自社が扱う商品ジャンルやブランド単位ではどう見えるでしょうか。Nint ECommerceでは、主要ECモールのシェービング・脱毛・脱色カテゴリを、サブカテゴリ・ブランド・商品単位で深堀りし、競合ショップの売れ筋や価格帯、季節需要の先読みに活用できます(Nint ECommerce調べ・推計値)。

関連サービス・資料

執筆者の視点

データを眺めて印象的だったのは、家電の脱毛器ではなく、繰り返し使うカミソリや脱毛クリーム・脱色剤といった消耗品の市場が、夏に向けてしっかり二桁で伸びていた点です。とくにカミソリでは本体より替刃の構成比が高く、一度選んだ道具を使い続ける生活者の習慣が数字にそのまま表れていると感じます。季節の山がはっきりしているぶん、在庫と露出をピークにどう寄せ、替刃・詰め替えでどう継続購入につなげるかが、売上を分ける市場だと改めて見えてきました。

対象期間: 2026年4月〜2026年6月/データソース: Nint ECommerce(推計値)/対象カテゴリ: シェービング・脱毛・脱色

この記事を書いた人

山本真大 / 株式会社Nint マーケティングDiv ECアナリスト

山本 真大(やまもと まさひろ)
株式会社Nint マーケティングDiv ECアナリスト

note:https://note.com/nint_ecommerce

株式会社明治の菓子営業としてキャリアをスタートし、主に店頭での販促施策を担当。その後IT業界・流通業界・他業界のメーカー職を経験し、オフライン市場における、製造・流通に携わる。EC業界の今後に魅力を感じ株式会社Nintへ入社。営業・カスタマーサクセスを経て現在、ECデータアナリストとして、数々のブログや電子書籍の執筆、セミナー登壇に関わる。
セミナー登壇数は100以上となり、オフラインの経験とオンラインのデータ分析をもとにした、セミナー内容は参加者からも好評をいただいている。

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