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楽天のレビューを増やすための施策|購入後フォローで何をすべき?

楽天のレビューを増やすための施策 購入後フォローで何をすべき?

楽天市場でレビューを自然に増やすためには、規約を遵守した上で、購入者が自発的に投稿したくなるような購買体験と購入後フォローを設計し、検索順位・CTR・CVRの3つを同時に向上させていく視点が大切です。

楽天市場においてレビューは、商品の信頼性を左右する重要な要素の一つと言えます。レビュー件数が少ないと競合に対して不利になりやすく、件数が積み上がるほど「レビュー数そのものが購入を後押しする」段階に達しやすくなります。本記事では、レビューが集まらない原因の特定から、購入後フォローの設計、文章テンプレート、規約内で認められるインセンティブの活用、そしてネガティブレビューへの対応まで、実務で役立つ施策をご紹介します。

この記事でわかること

  • レビューが検索順位・クリック率・転換率に影響する理由
  • レビューが集まらない原因の切り分け方
  • 購入後フォローメールの設計(タイミング・件名・本文・リンク)
  • 楽天規約で禁止される行為と条件付きで認められる施策の線引き
  • ネガティブレビューへの対応と、件数・評価点の優先順位
Nint ECommerce

目次

なぜレビュー数が楽天市場での売上に直結するのか?

楽天市場でレビューが売上に影響を与えるのは、検索順位・クリック率・転換率という3つの経路にアプローチできるためと考えられます。

多くの購入者は、検討時にレビュー件数と評価点の両方を参考にし、判断の材料にする傾向があります。楽天サーチのアルゴリズムにおいても、レビュー数や評価点が指標に含まれていると言われており、これらを高めることで検索結果での露出機会を広げられる可能性があります。検索順位を左右する他の要素については楽天市場の売上分析方法でも解説しています。

レビューが売上に影響する3つの経路:

影響経路メカニズム影響の大きさ
検索順位楽天サーチがレビュー数・評価点を評価指標に含むとされるセッション数に直結
クリック率(CTR)検索一覧にレビュー件数・星評価が表示される視認性と信頼性に影響
転換率(CVR)商品ページのレビュー内容が最終的な購入判断を左右するCVR数向上に寄与

レビュー件数の段階別目標と影響:

件数状況優先アクション
0〜9件競合と比較して不利。検索上位への露出も限定的になりやすいフォロー施策で初期件数を早期獲得
10〜49件一定の信頼性を確保。CVRが安定し始める段階購買体験の質を維持しながら継続獲得
50〜99件カテゴリ平均との競争が可能になる水準競合との相対比較で次のアクションを決定
100件以上レビュー数自体が購入理由になりやすく、CVRが向上しやすい評価点の維持と競合差別化に注力

まずは10件、次に50件、100件と、段階的な目標を立てて積み上げていくのがスムーズです。

レビューが集まりにくい原因はどこにあるか?

レビューが集まらない原因は「フォロー不足」「購買体験の品質」「投稿動線の弱さ」の3つに大別でき、原因によって対策が異なります。

施策を検討する前に、まずは自社の現状がどのケースに該当しそうかを確認することから始めてみましょう。

原因詳細優先対策
購入後フォローがない購入者にレビューの存在を知らせていないフォローメール設計
購買体験が期待を下回る商品・梱包・配送に不満があると投稿しない商品・梱包・配送改善
レビュー投稿の動線が弱い楽天のレビュー投稿ページへの誘導が不十分同梱物で誘導強化
商品カテゴリの特性消耗品・プライベートな商品はレビューされにくい傾向がある体験価値向上で動機付け

取り組む際のポイント:「フォローの不足」が原因であればメール施策などが効果的ですが、もし「購買体験そのもの」に課題がある場合は、フォローを強めることが逆効果になる懸念もあります。まずは購買体験の質を整えた上で、フォロー施策を組み合わせていくのが安心です。

▶Nint ECommerceでは、楽天セール期間を重ねて競合の売上変動を可視化できます。

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購入後フォローで何をすべきか?

購入後フォローメールは、レビューを促すための基本的かつ取り組みやすい施策の一つであり、丁寧な設計によって投稿率の改善が期待できます。

楽天市場でのフォローメール運用では、送信のタイミングや件名、本文の構成を工夫することで、より自然に投稿を促しやすくなります。

効果的なフォローメールの設計:

設計要素推奨内容避けるべき表現
送信タイミング商品到着後5〜7日目到着前・到着当日(投稿しにくい)
件名「商品はお届けできましたでしょうか?」など自然な表現「レビューをお願いします」(押しつけがましい)
本文構成感謝 → 使い方情報 → レビュー依頼の順いきなりレビュー依頼から始める
投稿リンクレビューページへの直接リンクを設置リンクなし(投稿の手間が増える)

楽天市場のレビュー規約:NGと条件付きOKの正確な区分

楽天市場の規約では「禁止事項」と「認められている範囲」が分かれています。これらを正しく把握しておくことで、意図せぬ規約違反を防ぎつつ、効果的な施策を展開しやすくなります。

避けるべきNG行動(規約違反・違反点数対象)

楽天市場の店舗運営ガイドラインでは、以下の行為は規約違反として明確に禁止されています。

  • 「5つ星をつけてください」など特定の評価点を誘導する表現
  • レビュー評価の内容(点数)によって特典の内容を変える行為(例:5つ星なら○○プレゼント)
  • レビューコンテストや抽選でおまけが当たる施策
  • 同じ購入者へのしつこい複数回送信(ネガティブレビューを誘発するリスクもある)
  • 店舗関係者・役員・従業員・提携先・友人によるレビュー投稿(違反点数80点)

規約に触れると、商品削除や制限の対象となる可能性があります。あくまで「お客様に感想を伺う」という姿勢を大切にしましょう。

条件付きで認められる行為(正しく運用すれば可能)

一方、以下の行為は楽天市場の規約の範囲内とされています(2025年時点の運用情報に基づく。最新の規約はRMSの公式ガイドラインをご確認ください)。

  • レビュー投稿を確認した後に、別送でサンプル・ノベルティを送付する
  • レビュー投稿を確認した後に、次回以降に使えるクーポンを発行する(今回の注文への値引きに該当しない形式)
  • 同梱物で「ぜひご感想をレビューでお聞かせください」とお願いする(特定評価の誘導や報酬提示は不可)
  • 保証期間の延長をレビュー後の特典として提供する

「投稿を確認してから提供する」「評価内容を条件にしない」「現在の注文の値引きにしない」といった点を押さえて運用しましょう。なお、規約は更新されることがあるため、実施の際は必ずRMSの最新ガイドラインを確認し、景品表示法の範囲内で計画することをお勧めします。

フォローメールの文章テンプレート例

📧 メール例文


件名:○○をお買い上げいただきありがとうございました

いつも【店舗名】をご利用いただき、誠にありがとうございます。

先日ご購入いただきました【商品名】は、無事にお手元に届きましたでしょうか?

ご使用の際は、○○(使い方のポイント)にご注意いただくとより効果的にお使いいただけます。

もし何かお困りのことやご不明な点がございましたら、お気軽にお問い合わせください。

また、よろしければ商品のご感想をレビューとして投稿していただけますと、同じお悩みを持つ方々の参考になります。

▶ レビューはこちらから(リンク)

引き続きどうぞよろしくお願いいたします。【店舗名】

ポイント:「一方的なお願いにならない表現」や「役立つ情報を添える」といった配慮が、心理的なハードルを下げることにつながります。感謝の気持ちをベースに、自然な流れで依頼してみましょう。

購買体験の質がレビュー率を左右する

購買体験そのものの満足度を高めることが、結果として「自然なレビュー」につながる土台となります。良い体験は、自発的なシェアの動機になりやすいものです。

レビュー投稿につながる体験設計の4要素:

  1. 商品品質の一致:商品ページの説明・画像と実物の品質が一致していること。「思っていたより良かった」と感じさせることが理想
  2. 梱包の丁寧さ:破損なく届くことはもちろん、「きれいに梱包されていた」という体験がレビュー動機になる
  3. 配送の信頼性:約束した納期内に届くこと。遅延が一度でも起きるとネガティブレビューに直結しやすい
  4. 同梱物の価値:サンクスカード・使い方の説明書・アフターサポートの案内は「この店で買ってよかった」という感情を強化し、レビュー投稿の動機につながる

Nint ECommerceなどのツールを活用すると、競合の状況を客観的に把握できるため、自社の立ち位置に合わせた適切な改善のタイミングを判断しやすくなります。

ネガティブレビューが来たときどう対応するか?

ネガティブな意見に対しても誠実に対応することで、他のお客様への信頼感につながり、ショップの姿勢を伝える機会に変えられることもあります。

レビューが増えれば厳しい意見が届くこともありますが、その際の対応が店舗の信頼を形作っていきます。

ネガティブレビュー対応の原則:

  1. 感情的にならず、事実を確認してから返信する
  2. 正当な不満に対しては誠実に謝罪し、改善策を具体的に示す
  3. 返信は簡潔に(長い言い訳は逆効果)
  4. 「他のユーザーが読んでいる」ことを意識した文章にする

楽天市場の返信機能を活用し、丁寧なやり取りを心がけることで、閲覧している他の方にも安心感を持っていただけるかもしれません。なお、明らかな嫌がらせなどは申請により削除できる場合もありますが、基本的には真摯な対話が改善の第一歩となります。

レビュー件数と評価点のどちらを優先すべきか?

まずは一定の件数を確保することを目指し、その後、内容を分析してサービスや商品の改善につなげていくサイクルを回していくのが理想的です。

現状優先すべき施策理由
件数10件未満件数を増やすことを最優先件数のない商品は信頼されにくい
件数は十分・評価点が低い評価点を下げている原因の特定・改善品質・配送・説明の乖離を解消
件数・評価点ともに十分競合との相対比較で次のアクションさらなる差別化点を見つける

市場の平均や競合の状況を定期的にチェックすることで、自社が目指すべき適正な目標が見えてくるはずです。競合の調査手順はECサイトの競合調査ガイドで詳しく解説しています。

レビュー増加施策の実践チェックリスト

  • 購買体験(商品品質・梱包・配送・同梱物)の品質を確認した
  • 購入後フォローメールの送信タイミングを「到着後5〜7日」に設定した
  • フォローメールに「感謝 → 使い方情報 → レビュー依頼」の順で構成した
  • レビューページへの直接リンクをメールに設置した
  • 特定評価を誘導する表現・評価点に応じた特典の差異化を排除した(規約違反に該当)
  • 条件付きで認められる施策(レビュー後の別送特典・次回クーポン)の活用を検討した
  • ネガティブレビューへの返信ルールを店舗内で決めた
  • 競合商品のレビュー件数・評価点を定期確認する仕組みを作った

FAQ:楽天レビュー施策でよくある疑問

Q1. レビューを増やすのに最も効果的な施策は何ですか?

購入後フォローメールによるレビュー依頼がシンプルかつ効果的とされています。ただし購買体験の品質が低い状態でフォローを強化すると、ネガティブレビューが増えるリスクがあります。商品・梱包・配送の品質確保を前提とした上でフォロー施策を導入することが重要です。

Q2. 楽天市場のレビュー対策で規約違反になる行為は何ですか?

楽天市場の店舗運営ガイドラインでは、「5つ星を付けてくれたら特典を差し上げます」という特定評価の誘導、評価点の高低によって特典内容を変える行為、レビューコンテストなどが禁止されています。あくまで「投稿を依頼する」にとどめてください。違反が発覚すると商品削除・店舗停止のリスクがあります。

Q3. レビュー後にクーポンや特典を提供してもいいですか?

条件を満たせば認められています。「レビュー投稿を確認した後に」「評価点の内容に条件をつけず」「次回以降に使えるクーポンや別送のサンプル・ノベルティを提供する」形式であれば規約の範囲内とされています。ただし評価点によって特典内容を変えることや、高評価を条件とすることは禁止です。実施前にRMSの公式ガイドラインで最新規約を必ず確認してください。

Q4. レビューが0件の新商品はどうすればよいですか?

最初の数件を獲得することが最難関です。既存顧客(他商品の購入者)へのアプローチ、同梱物による体験価値の向上、商品改善による返品・不満の削減を組み合わせてください。初期レビュー獲得に成功すると、その後は口コミ効果でレビューが集まりやすくなります。

Q5. ネガティブレビューは削除できますか?

楽天の規約に明確に違反するレビュー(誹謗中傷・虚偽内容など)は楽天市場に報告して削除申請できます。ただし、自分に不都合な内容というだけでは削除できません。誠実な返信対応が基本方針です。

Q6. 楽天のレビュー件数の目標はどう設定すればよいですか?

同カテゴリの検索上位10位以内の商品の平均レビュー件数を調べ、まずその水準を目標にするのが現実的です。Nint ECommerceを使えば競合商品のレビュー件数・評価点を一覧で把握でき、定量的な目標設定が可能になります。なお、レビュー件数と評価点は楽天ランキングの評価指標の一つでもあるため、レビュー施策はランキング上位の獲得にもつながります。

Q7. フォローメールを送っても投稿率が上がりません。どう改善すべきですか?

投稿率が低い場合、送信タイミング・件名・本文構成のどれかに問題がある可能性があります。まず送信タイミングを「到着後5〜7日」に設定できているか確認します。次にレビューページへの直接リンクが正しく設置されているかを確認してください。件名をA/Bテストし(「感謝の言葉」vs「商品に関する質問」形式)、開封率の高いパターンを特定するのも有効です。

Q8. 同梱物(サンクスカード)にレビュー依頼を書いていいですか?

楽天市場の規約の範囲内であれば可能です。「ぜひご感想をレビューでお聞かせください」という依頼は問題ありません。ただし「5つ星をお願いします」など特定評価を誘導する表現は規約違反となります。使い方のヒントやアフターサポートの案内を主目的として、レビュー依頼は補足程度に抑えることで、押しつけ感を避けられます。

Q9. 楽天のレビュー数は増えているのに売上が伸びません。原因は何ですか?

レビュー数が増えていても売上が伸びない場合、①評価点が低い(レビュー内容が購入を抑制している)②商品ページの訴求が弱い③価格競争力が低い④検索キーワードの設定が不適切のいずれかが考えられます。Nint ECommerceで競合商品のレビュー内容・価格・販売動向と比較することで、改善すべき優先項目が明確になります。売上を伸ばす施策全体はECサイトの売上アップ施策12選もあわせてご覧ください。

Nint ECommerceで競合のレビュー動向を把握し、先手を打つ

「競合のレビュー獲得ペース」や「自社との差」を客観的に把握することは、戦略の精度を高める助けになります。Nint ECommerceでは、他ショップの状況を多角的にモニタリングできるため、根拠に基づいた施策の立案をサポートします。

Nint ECommerceでできること:

  • 売れている商品・売れていない商品の比較分析
  • 楽天市場・Amazon・Yahoo!ショッピングの横断分析
  • カテゴリトレンドと競合動向の把握

▶Nint ECommerceでは、競合ショップの売上推移を日次・月次で確認できます。

Nint ECommerce ショップ情勢画面(楽天)
Nint ECommerce ショップ情勢画面

競合がどのようなタイミングで売上を伸ばしているかを可視化することで、より効果的なアクションを検討するヒントが得られます。

「競合が何を売り、どんな施策を打っているのか」——Nint ECommerceなら、その答えをデータで瞬時に把握できます。楽天・Amazon・Yahoo!ショッピングの市場データ分析に、ぜひお役立てください。

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最終更新日:2026年6月4日

この記事を書いた人

山本真大 / 株式会社Nint マーケティングDiv ECアナリスト

山本 真大(やまもと まさひろ)
株式会社Nint マーケティングDiv ECアナリスト

note:https://note.com/nint_ecommerce

株式会社明治の菓子営業としてキャリアをスタートし、主に店頭での販促施策を担当。その後IT業界・流通業界・他業界のメーカー職を経験し、オフライン市場における、製造・流通に携わる。EC業界の今後に魅力を感じ株式会社Nintへ入社。営業・カスタマーサクセスを経て現在、ECデータアナリストとして、数々のブログや電子書籍の執筆、セミナー登壇に関わる。
セミナー登壇数は20を超え、オフラインの経験とオンラインのデータ分析をもとにした、セミナー内容は参加者からも好評をいただいている。

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