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【2025年10〜12月】インテリア・寝具・収納用品市場レポート|販売数量減も単価上昇

#市場規模 #マーケティング #販促ノウハウ #ECデータ

2025年後半のインテリア・寝具・収納用品市場は、消費者の住環境へのこだわりが継続する中で、効率的な収納や質の高い睡眠への投資が目立っています。本レポートでは、大手ECサイトにおけるNint ECommerceのデータをもとに、最新の市場動向を解説します。


※本記事は大手ECサイトにおけるNint ECommerceデータを元に執筆しています。

インテリア・寝具・収納用品の市場規模

2025年10月〜12月のインテリア・寝具・収納用品の市場規模は以下の通りです。

  • 売上高: 約726億5,467万円(前年同期比 ▲2.7%)
  • 販売数量: 約1,172万6,215個(前年同期比 ▲41.4%)
  • 平均単価: 約6,196円(前年同期比 +66.0%)

市場全体として販売数量は約4割の大幅な減少となりましたが、売上高の減少は約3%弱に留まりました。

これは平均単価が前年比で約66%と極めて高く上昇したことによる影響が大きく、低単価の消耗品から高付加価値な耐久財への需要シフトや、原材料価格の高騰に伴う販売価格の改定が背景にあると推測されます。

インテリア・寝具・収納用品市場のカテゴリ別売上構成比とトレンド

本章ではカテゴリ別の売上構成を比較し、トレンドを読み解きます。

カテゴリ別売上構成比(上位カテゴリ)

1位:寝具

  • 売上構成比:約22.8%(前年同期比 ▲0.3ポイント)
  • 平均単価:約6,752円

2位:収納家具

  • 売上構成比:約18.5%(前年同期比 +0.9ポイント)
  • 平均単価:約7,357円

3位:ライト・照明器具

  • 売上構成比:約9.0%(前年同期比 +0.3ポイント)
  • 平均単価:約4,683円

4位:カーペット・マット・畳

  • 売上構成比:約6.2%(前年同期比 ▲0.6ポイント)
  • 平均単価:約4,978円

5位:ベッド

  • 売上構成比:約5.5%(前年同期比 ▲0.2ポイント)
  • 平均単価:約19,944円

製品開発のトレンド

市場の約4割を占める「寝具」および「収納家具」カテゴリにおいて、機能性とデザイン性の両立が重要なテーマとなっています。特に寝具では睡眠の質向上を目的とした高機能素材の採用が進んでおり、単価上昇の一因となっています。 

また、5位の「ベッド」カテゴリは平均単価が約2万円に迫る高単価帯でありながら安定したシェアを維持しています。生活空間の快適性を高めるための大型家具への投資意欲は依然として高く、長く使える高品質な製品を厳選して購入する消費スタイルが定着しつつあります。

インテリア・寝具・収納用品市場の価格帯別販売構成と戦略

ここでは市場全体を価格帯別データに分けて整理し、販売戦略を考察します。

価格帯別の販売構成について

低価格帯(6,800円未満)

売上構成比:約30.1%

小型照明やインテリア小物、安価な寝具カバーなどが含まれます。販売数量は多いものの、市場全体の売上に占める割合は3割程度に留まっています。

中価格帯(6,800円〜27,200円)

売上構成比:約43.1%

一般的な収納家具や機能性寝具、カーペットなどが該当する、本ジャンルにおける最大のボリュームゾーンです。実用性と価格のバランスを重視する層に広く支持されています。

高価格帯(27,200円以上)

売上構成比:約26.7%

大型ベッドやブランド家具、高級マットレスなどが含まれます。数量は限られるものの、市場売上の約4分の1を支える重要なセグメントです。

価格帯別の販売戦略について

低価格帯

買い替え頻度の高い消耗品や小物類は、セット販売による客単価の向上や、まとめ買いを促すポイント施策などが有効です。

中価格帯

市場の核となるこのゾーンでは、機能(洗濯可能、抗菌防臭、省スペース設計など)を明確に打ち出し、他社製品との差別化ポイントを視覚的に伝えることが重要です。

高価格帯

検討期間が長い大型家具や高額寝具については、長期保証の充実や配送・設置サービスの利便性、丁寧なユーザーレビューの蓄積による信頼性の担保が購入の決め手となります。

(参考)ジャンル別価格分布

Nint ECommerceを使った価格帯別売上規模推移
市場の見える化を実現するツール「Nint ECommerce」でTOPメーカーの価格別売上構成比を見ると以下のように確認できます。
※ご契約プランによって確認可能

横軸:価格帯で分けており、太さが構成比
縦軸:該当価格帯におけるメーカーシェア率
出典:Nint ECommerce

展望とインテリア・寝具・収納用品市場を読み解くヒント

本章では展望と市場を読み解くヒントをご紹介します。

今後の展望

短期的には、1点あたりの単価上昇傾向が続くことで、市場全体の売上規模は維持または微増で推移すると予測されます。

中期的には、ライフスタイルの多様化に伴い「パーソナライズされた快適な空間作り」への需要がさらに高まり、単なる実用品ではない、インテリアとしての価値やウェルビーイングに寄与する製品の存在感が増すでしょう。

消費者の「厳選買い」が加速するため、価格に見合った納得感のある価値提供がこれまで以上に求められます。

インテリア・寝具・収納用品市場を読み解くヒントは「Nint ECommerce」!

今回のレポートで触れたように、インテリア・寝具・収納用品市場では「数量の減少を単価の大幅な上昇が補う」という大きな構造変化が起きています。このような市場の急激な変化や競合他社の価格戦略を正確に把握し、適切な商品ラインナップを展開するには、客観的なデータに基づいた判断が不可欠です。

「Nint ECommerce」では、大手ECモールの詳細な売上データや、カテゴリごとの微細なトレンドを可視化できます。

さらに、AIを活用した「AIインサイトレポート」機能を利用すれば、膨大なデータから注視すべき市場の要点を自動で抽出し、戦略立案のスピードを飛躍的に向上させることが可能です。

また、即戦力のEC人材をお探しの場合は、『EC Talent』にご相談ください。

調査概要

  • 対象期間:2025年10月1日〜2025年12月31日
  • データソース:Nint ECommerce
  • 対象カテゴリ:インテリア・寝具・収納

この記事を書いた人

山本 真大(やまもと まさひろ)
株式会社Nint マーケティングDiv ECアナリスト

note:https://note.com/nint_ecommerce

株式会社明治の菓子営業としてキャリアをスタートし、主に店頭での販促施策を担当。その後IT業界・流通業界・他業界のメーカー職を経験し、オフライン市場における、製造・流通に携わる。EC業界の今後に魅力を感じ株式会社Nintへ入社。営業・カスタマーサクセスを経て現在、ECデータアナリストとして、数々のブログや電子書籍の執筆、セミナー登壇に関わる。
セミナー登壇数は20を超え、オフラインの経験とオンラインのデータ分析をもとにした、セミナー内容は参加者からも好評をいただいている。

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