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ECモールのテレビゲーム市場規模は、昨年比134%で成長!




トピックス
・人気ゲームソフト発売需要の追い風を受けて市場が急速

・メーカーA社が3モールとも独走

・楽天市場はプラス成長、AmazonとYahoo!ショッピングはマイナス成長


Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングの3モールにおいて、Nint推計データ(2023年3月時点)より、2022年12月~2023年2月のテレビゲームジャンルは人気ゲームソフト発売需要の追い風を受けて市場が急速に拡大しております。

当該時期の市場規模は2021年12月〜2022年2月と比較して134%へ成長となり、市場が急速に拡大しております。
今後の売上規模は、推計値を元にした当社のAI分析を踏まえると、3モールにおいて当該ジャンルは、横ばいとの結果となりました。




また、同時期の平均単価は7,501円と前年同時期比で128%と人気ゲームソフトの新作発売と併せて高単価のゲーム機本体の売上が伸びたという理由もあり平均単価の上昇が受け入れられています。
平均単価については、推計値を元にした当社のAI分析を踏まえると、3モールにおいて当該ジャンルは、横ばいとの結果となりました。

特にメーカーA社のテレビゲームはテレビゲームジャンル全体の単価上昇1,630円の内、293円の単価上昇に貢献しており、全体の価格上昇に貢献しています。その背景には新ゲームソフトの発売とクリスマス特需が重なりゲーム機及びゲームソフトの売上が伸長したことが貢献したと言えそうです。

当該ジャンルでは、玩具でも有名なメーカーA社が、3モールとも独走しており、特に12月の売上が顕著になっている一方で1月はその反動で売上が落ち着いております。家電メーカーとしても有名なB社は特に楽天市場において12月のクリスマス需要の反動で売上が落ちることなく1月〜2月においても順調な売上推移となっております。背景には半導体の安定供給に伴う大手ショップのゲーム機販売の在庫復活による影響がございます。

3モールで同ジャンルの成長率を比べてみますと、楽天市場は前年同時期比でプラス成長を維持しておりますが、Yahoo!ショッピングとAmazonにおいては特に2月の成長率がマイナス成長となっており、モール毎で明暗が分かれております。
各モールにおいてクリスマスシーズン終了後にどれだけ成長率が維持できるかが今後の課題となりそうです。


作成者
水村 純(Mizumura Jun, ERP Div.セールスUnit)
編集者
Nint Blog 編集長 加藤 洋平(Kato Yohei, ERP Div.カスタマーサクセスUnit)



テレビゲーム市場については、過去データの記事もご確認いただけます。





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