ECモールの体重計・体脂肪計・体組成計市場規模は、昨年比119%で堅調に拡大!




トピックス
・デジタル化の背景から買い替え需要が刺激され上昇トレンド

・メーカーA社がIT活用×健康管理意識の高まりを背景に売上が伸長

・各モールの市場規模及び成長率に差異が見られるため、各社のモール戦略に注目


Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングの3モールにおいて、Nint推計データ(2023年2月時点)より、2022年11月~2023年1月の体重計・体脂肪計・体組成計ジャンルはデジタル化需要の追い風を受けて拡大トレンドが継続しています。
当該時期の市場規模は2021年11月~2022年1月と比較して119%へ成長となり、市場が堅調に拡大となっています。今後の売上規模は、推計値を元にした当社のAI分析を踏まえると、3モールにおいて当該ジャンルは、微増傾向との結果となりました。




また、同時期の平均単価は4,244円と前年同時期比で101%と平均単価は横ばいです。
平均単価については、推計値を元にした当社のAI分析を踏まえると、3モールにおいて当該ジャンルは、横ばいとの結果となりました。

当該ジャンルでは、国内大手メーカーのA社が、前年同時期比でプラス成長を継続しており、Amazonでの成長率が高い一方、楽天市場・Yahoo!ショッピングでは前年同時期比ではマイナス成長となっています。

特にA社は楽天市場において、当該ジャンル全体の単価上昇43円の内、20円の単価上昇に貢献しており、単価上昇から全体の価格上昇に貢献しています。その背景にはアプリ連携及び測定項目の多様化といった、IT活用×健康管理意識の高まりを背景にした商品の売上が伸長したことが貢献したと言えそうです。

各モールを観察すると、楽天市場での動向に特に注目が集まります。上位3社のうち2番手のB社が前年同期間で2桁台のプラス成長、他2社はマイナス成長となり、この3か月で2位が1位との差が縮まっています。
各社のモール戦略に注目です。


作成者
百瀬 晴紀(Momose Haruki, ERP Div.カスタマーサクセスUnit)
編集者
Nint Blog 編集長 加藤 洋平(Kato Yohei, ERP Div.カスタマーサクセスUnit)



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