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ECモールの体重計・体脂肪計・体組成計市場規模は、昨年比117%で堅調に拡大!




トピックス
・デジタル化の背景から買い替え需要が刺激され販売量が引き続き上昇トレンド

・メーカーA社がIT活用×健康管理意識の高まりを背景に売上が伸長

・各モールの市場規模及び成長率に差異が見られるため、各社のモール戦略に注目


Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングの3モールにおいて、Nint推計データ(2023年5月時点)より、2023年2月~2023年4月の体重計・体脂肪計・体組成計ジャンルはデジタル化需要の追い風を受けて拡大トレンドが継続しています。
当該時期の市場規模は当該時期の市場規模は前年同時期と比較して117%となり、2022年11月〜2023年1月の前年同時期比119%に続き、成長傾向と変わらず市場の拡大が継続しています。今後の売上規模は、推計値を元にした当社のAI分析を踏まえると、3モールにおいて当該ジャンルは、上昇傾向との結果となりました。




また、同時期の平均単価は4,333円と前年同時期比で99%となり、こちらも2022年11月〜2023年1月の前年同時期比101%と同じく、横這いの傾向が続いています。
平均単価については、推計値を元にした当社のAI分析を踏まえると、3モールにおいて当該ジャンルは、横ばいとの結果となりました。

特に国内大手メーカーのA社のAmazonでは、当該ジャンル全体の単価下降-52円の中、92円の単価上昇に貢献しており、単価上昇から全体の価格上昇に貢献しています。その背景にはアプリ連携及び測定項目の多様化といった、IT活用×健康管理意識の高まりを背景にした商品の売上が伸長したことが貢献したと言えそうです。

当該ジャンルでは、A社がトップシェアかつ前年同時期比プラス成長となっています。一方でシェア2位のB社は前年同時期比でマイナス成長になるなど明暗が分かれております。

各モールを観察すると、Amazonは前年同時期比でプラス成長となっておりますが、A社とB社はマイナス成長になっており競争が激化しております。楽天市場は前年同時期比でプラス成長となっており、A社とB社もプラス成長と堅調に拡大しております。Yahoo!ショッピングはマイナス成長となっており、A社とB社もマイナス成長と縮小傾向となっております。堅調に拡大している楽天か、競争が激化しているAmazonに注力すべきか、各社のモール戦略に注目です。


作成者
百瀬 晴紀(Momose Haruki, ERP Div.カスタマーサクセスUnit)
編集者
Nint Blog 編集長 加藤 洋平(Kato Yohei, ERP Div.カスタマーサクセスUnit)



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