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国内3大ECモールの釣り具市場規模は、昨年比96%まで微減!



Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングの3モールにおいて、Nint推計データ(2022年11月時点)より、2022年8~10月の釣り具ジャンルは昨年のアウトドア需要急増の反動を受けて減少となりました。当該時期の市場規模は2021年8〜10月と比較して96%となり、市場が若干縮小しました。
今後の売上規模は、推計値を元にした当社のAI分析を踏まえると、3モールにおいて当該ジャンルは、横這い傾向との結果となりました。



また、同時期の平均単価は3,545円で、前年同期比で118%へ成長となり、リールやロッドのジャンルで高機能・高単価商品の好調という背景もあり平均単価の上昇が受け入れられています。
平均単価については、推計値を元にした当社のAI分析を踏まえると、3モールにおいて当該ジャンルは、高止まりとの結果となりました。


トップブランドのメーカーA社の楽天市場におけるリールジャンルは、フィッシングジャンル全体の単価上昇550円の内、64円の単価上昇に貢献しており、リールは素ピングリール、ベイトリールや、ロッドのサブジャンルの単価上昇と単価の高いサブジャンルの売上構成比が増えていることから全体の価格上昇に貢献しています。
その背景にはハイエンドユーザー向けの6万円台のリールや、2〜3万円台のリールなど、高性能・高単価商品が受け入れられていることで、平均単価が伸長したことが貢献したと言えそうです。

各モールを観察すると、

Amazonでは上位メーカー2社のうち1社が9〜10月において前年同月比でジャンル平均成長率を超えており、平均を下回るもう一社と明暗を分けました。結果として、9月より首位が入れ替わっています。

楽天市場、Yahoo!ショッピングでは1〜2位は変わらずですが冬シーズンが始まるなかで、各モールでのセールが始まることがあり逆転が起こるか注目となります。


作成者
今田 雅也(Konta Masaya)
編集者
Nint Blog 編集長 加藤 洋平(Kato Yohei, ERP Div.カスタマーサクセスUnit)



釣り具ジャンルについては別期間の記事もぜひご確認くださいませ。





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