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ECモールの熱帯魚・観賞魚市場規模は、107%で堅調に拡大!



Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングの3モールにおいて、Nint推計データ(2023年1月時点)より、2022年6月~9月の熱帯魚・観賞魚ジャンルはすごもり需要の追い風を受けて堅調な拡大トレンドが継続しています。


当該時期の市場規模は2021年6月~9月と比較して107%成長となり、市場が堅調に拡大となっています。
今後の売上規模は、推計値を元にした当社のAI分析を踏まえると、3モールにおいて当該ジャンルは、横ばいの結果となりました。




また、同時期の平均単価は1,802円と前年同時期比で109%と微増です。
平均単価については、推計値を元にした当社のAI分析を踏まえると、3モールにおいて当該ジャンルは、高止まりの結果となりました。


全体1位のA社のAmazon「ポンプ・フィルター」ジャンルが、熱帯魚・観賞魚ジャンル全体の単価上昇143円のうち14円の単価上昇に貢献しており、低単価アイテムの売上構成比が下がっていることから全体の価格上昇に寄与しています。加えて、同社の「水槽」ジャンルも5円の単価上昇に貢献しており、その背景には既存飼育者の水槽のメンテナンス頻度の向上といった、すごもり需要を背景にした商品の売上が伸長したことが貢献したと言えそうです。
また、全体2位でAmazonにおいて特に好調なB社が、前年同期間比で2桁台のプラス成長を継続していましたが、秋口に入りその傾向は落ち着きを見せております。


各モールを観察すると、Amazonでは、B社が上述のとおり大幅な成長を見せているほか、7月のプライムデーで「ポンプ・フィルター」製品を大きく伸ばしたC社が、上位争いに食い込んできており健闘しています。


Yahoo!ショッピングでは、首位を走るA社と上述のB社が前年同期間で大幅なプラス成長を遂げており、A社は2位以下と大きな差をつけていいます。一方、楽天市場では上位5メーカーがいずれも前年同期間でマイナス成長が続き苦戦を強いられている中で2位争いが激化しています。


作成者
花野 友美(Hanano Tomomi, ERP Div.カスタマーサクセスUnit)
編集者
Nint Blog 編集長 加藤洋平(Kato Yohei, ERP Div.カスタマーサクセスUnit)


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