【25年11月〜26年1月】ホビー市場レポート:市場規模は拡大傾向
2025年11月から2026年1月にかけてのホビー市場は、販売数量が前年同期を下回ったものの、平均単価の大幅な上昇が寄与し、市場全体の売上規模は前年を大きく上回る結果となりました。本レポートでは、大手ECサイトにおけるNint ECommerceのデータをもとに、最新の市場動向を解説します。
※本記事は大手ECサイトにおけるNint ECommerceデータを元に執筆しています。

目次
ボビーの市場規模
2025年11月〜2026年1月のホビージャンル全体の市場規模は以下の通りです。
- 売上高: 約171億1,923万円(前年同期比 +18.0%)
- 販売数量: 約399万5,093個(前年同期比 ▲6.8%)
- 平均単価: 約4,285円(前年同期比 +26.6%)
市場全体として販売数量は約7%の減少となりましたが、売上高は約18%の力強い成長を見せました。これは平均単価が前年の約3,385円から約4,285円へと大きく上昇したことが要因です。消費者の購買行動が、より高単価なコレクターズアイテムや趣味性の高い実用品へとシフトしていることが伺えます。
ボビー市場のカテゴリ別売上構成比とトレンド
本章ではカテゴリ別の売上構成を比較し、トレンドを読み解きます。
カテゴリ別売上構成比(上位カテゴリ)
- 1位:コレクション
売上構成比:約38.5%(前年同期比 +13.6ポイント)
平均単価:約6,785円
- 2位:パーティー・イベント用品
売上構成比:約21.6%(前年同期比 ▲2.9ポイント)
平均単価:約3,769円
- 3位:喫煙具
売上構成比:約8.9%(前年同期比 ▲0.1ポイント)
平均単価:約2,777円
- 4位:コスプレ・変装・仮装
売上構成比:約4.4%(前年同期比 0.0ポイント)
平均単価:約2,747円
- 5位:サバイバルゲーム・トイガン
売上構成比:約4.2%(前年同期比 ▲0.7ポイント)
平均単価:約6,615円
製品開発のトレンド
「コレクション」カテゴリが売上シェアを大きく伸ばしており、市場の牽引役となっています。特に精巧なフィギュアや希少性の高いカード、ブランド玩具などの需要が極めて高く、平均単価も前年同期の約4,422円から約6,785円へと大幅に上昇しました。 また、「プラモデル・模型」や「サバイバルゲーム・トイガン」などの趣味性の高いカテゴリにおいても単価上昇傾向が見られ、素材の質感向上や精密な再現度を求めるマニア層のニーズに応える製品開発がトレンドとなっています。
ボビー市場の価格帯別販売構成と販売戦略
ここでは市場全体を価格帯別データに分けて整理し、販売戦略を考察します。
価格帯別の販売構成について
低価格帯(54,700円未満)
売上構成比:約78.9%
一般的なフィギュア、パーティーグッズ、プラモデルの標準モデルなどが含まれる最大のボリュームゾーンです。
中価格帯(54,700円〜273,500円)
売上構成比:約12.1%
限定版のコレクターズアイテムや、ハイエンドなトイガン、鉄道模型のセットなどが該当します。
高価格帯(273,500円以上)
売上構成比:約9.0%
希少価値の高いアンティーク、等身大フィギュア、プロ仕様のラジコンなどが含まれます。構成比は小さいものの、一定の固定客層が存在します。
価格帯別の販売戦略について
低価格帯
販売数量が多いため、トレンドの迅速なキャッチアップと在庫管理が重要です。ポイントアップキャンペーンや季節イベントに合わせた露出強化が有効な施策となります。
中価格帯
趣味への投資を惜しまない層がターゲットとなるため、製品の「こだわり」や「ストーリー性」を詳しく解説し、所有欲を刺激するページ制作が求められます。
高価格帯
信頼性が最優先されるため、正規ライセンスの明示や配送時の梱包品質、アフターサポートの充実を打ち出すことで、高額購入に対する不安を払拭する戦略が有効です。
(参考)ジャンル別価格分布
Nint ECommerceを使った価格帯別売上規模推移
市場の見える化を実現するツール「Nint ECommerce」でTOPメーカーの価格別売上構成比を見ると以下のように確認できます。
※ご契約プランによって確認可能

横軸:価格帯で分けており、太さが構成比
縦軸:該当価格帯におけるメーカーシェア率
出典:Nint ECommerce
展望予測とボビー市場を読み解くヒント
本章では展望と市場を読み解くヒントをご紹介します。
今後の展望
短期的には、人気コンテンツとのコラボレーションや限定商品の発売が市場を大きく左右する状況が続くと予測されます。中期的には、販売数量が微減傾向にある中で、いかに製品の付加価値を高めて単価を維持・向上させるかが重要になります。特に海外ブランドや高品質な国内メーカー品の存在感が増しており、国内外のコレクター需要を取り込む動きが加速するでしょう。
市場を読み解くヒントは「Nint ECommerce」!
今回のレポートで触れたように、ホビー市場では「コレクション」カテゴリの急成長や単価の上昇といった構造変化が鮮明になっています。多様化する趣味嗜好や、刻一刻と変わるトレンドを正確に捉え、勝機を見出すにはデータの活用が欠かせません。
「Nint ECommerce」では、楽天市場、Amazon、Yahoo!ショッピングの3大モールの販売データを横断的に分析し、カテゴリごとの微細なシェア変動や価格推移を可視化できます。

さらに、AIが膨大なデータを分析して要点を整理する「AIインサイトレポート」を利用することで、複雑な市場動向の裏側にある勝機を迅速に見つけ出し、次の一手を確信を持って打つことが可能になります。

また、即戦力のEC人材をお探しの場合は、『EC Talent』にご相談ください。

調査概要
- 対象期間:2025年11月1日〜2026年1月31日
- データソース:Nint ECommerce
- 対象カテゴリ:ボビー
この記事を書いた人

山本 真大(やまもと まさひろ)
株式会社Nint マーケティングDiv ECアナリスト
note:https://note.com/nint_ecommerce
株式会社明治の菓子営業としてキャリアをスタートし、主に店頭での販促施策を担当。その後IT業界・流通業界・他業界のメーカー職を経験し、オフライン市場における、製造・流通に携わる。EC業界の今後に魅力を感じ株式会社Nintへ入社。営業・カスタマーサクセスを経て現在、ECデータアナリストとして、数々のブログや電子書籍の執筆、セミナー登壇に関わる。
セミナー登壇数は20を超え、オフラインの経験とオンラインのデータ分析をもとにした、セミナー内容は参加者からも好評をいただいている。
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「【25年11月〜26年1月】ホビー市場レポート:市場規模は拡大傾向」(2026年2月13日公開)】
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