ECモールのレディース財布市場規模は、昨年比94%へ縮小




トピックス
・3モールのTOP3メーカーは変化なし

・楽天市場、Amazonはプラス成長、Yahoo!ショッピングはマイナス成長

・ニューヨーク・マンハッタンで創業のA社がトップシェアを維持


Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングの3モールにおいて、2023年4月時点のNint推計データより、2023年1〜3月のレディース財布ジャンルはYahoo!ショッピングの売上減少の影響が大きく下降トレンドとなっております。

当該時期の市場規模は2022年1〜3月と比較して94%へとなり、市場が縮小しています。今後の売上規模は、推計値を元にした当社のAI分析を踏まえると、3モールにおいて当該ジャンルは、横ばい傾向との結果となりました。




また、同時期の平均単価は9,514円と前年同時期比で107%へと前年売れていた5,000円以下の低単価ミニ財布が今年は販売されなかったという理由もあり平均単価は微増です。平均単価については、推計値を元にした当社のAI分析を踏まえると、3モールにおいて当該ジャンルは、横ばい傾向との結果となりました。

当該ジャンルでは、1941年にニューヨーク・マンハッタンで創業の皮革工房を起源とするアメリカ合衆国のファッション企業であるA社が、引き続き3モールの市場では首位をとなったが前年と比較しシェア率は3%減、前年同時期比79.4%と規模は縮小しました。
要因としてはYahoo!ショッピングでシェア率半減、前年同時期比も25.2%との落とし幅が非常に大きくなっております。一方で楽天市場、Amazonでは前年同時期比で120%以上伸びており、今後の規模拡大が期待されます。

各モールを観察すると、

Amazonでは上述のA社が前年同様首位をキープし伸長売上TOP、シェア率も5%UPとさらに拡大しております。一方で昨年2位の鳥取県倉吉市に本社を置くハンドバッグメーカーのB社は18位と転落し、前年同時期比も18.2%となっております。

楽天市場では、1800年代にフランスで創始された世界的に有名なラグジュアリーブランドのC社が前年同様首位となっており、売上伸長額もダントツとなりました。

Yahoo!ショッピングでは、TOP20メーカー中18社が前年同時期比を落としており、モールとしても苦しい時期が続いております。


作成者
小西 雅之(Konishi Masayuki, SMB Div.カスタマーサクセスUnit)
編集者
Nint Blog 編集長 加藤 洋平(Kato Yohei, ERP Div.カスタマーサクセスUnit)



関連ジャンルとして、レディースファッションジャンルの市場動向については以下の記事からご確認いただけます。





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