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国内3大ECモールのパソコン市場規模は、昨年比128%で拡大



【目次】
1. ECモールにおけるパソコン市場の売上動向について
2. ECモールにおけるパソコン市場の平均単価の動向について
3. メーカー各社や3モールの動向について




1. ECモールにおけるパソコン市場の売上動向について

Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングの3モールにおいて、2023年4月時点のNint推計データより、2023年1〜3月のパソコンジャンルは新生活の需要の追い風を受けて拡大トレンドが継続しています。
当該時期の市場規模は2022年1〜3月と比較して128%へ成長となり、市場が急速に拡大しております。今後の売上規模は、推計値を元にした当社のAI分析を踏まえると、3モールにおいて当該ジャンルは、高止まりとの結果となりました。

2. ECモールにおけるパソコン市場の平均単価の動向について

同時期のパソコンジャンルの平均単価は57,759円と前年同時期比で110%へと高単価商品が各社からセールで推されて好調だったという理由もあり平均単価の上昇が受け入れられています。

平均単価については、推計値を元にした当社のAI分析を踏まえると、3モールにおいて当該ジャンルは、上昇との結果となりました。

3. メーカー各社や3モールの動向について

この時期に3モールでは、ソフトウェア領域にも強みを持つメーカーA社が、前年同時期比で、サブジャンルのノートパソコンで大幅なプラス成長を継続しており、その傾向は加速しつつあります。

各モールを観察すると、

楽天市場では上位2社が前年同時期比で、大幅なプラス成長を継続しており、第3位のメーカーと差を広げています。

Amazonではデザイン性に定評のあるB社が大幅なプラス成長をしていますが、落ち着きを見せています。

一方Yahoo!ショッピングでは唯一前年同時期比でマイナス成長をしています。アメリカに本社をおくC社のDtoCショップが閉店したことにより、売上が減少しております。DtoCショップを抜いて家電量販店が上位ショップへ上昇しています。新生活シーズンや決算時期にセールで施策を行ったショップの売上が上昇している傾向が見られました。




作成者
中村 里佳子(Nakamura Rikako, ERP Div.セールスUnit)
編集者
Nint Blog 編集長 加藤 洋平(Kato Yohei, ERP Div.カスタマーサクセスUnit)


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