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国内3大ECモールのキッチン収納市場規模は、昨年比112%で成長!




トピックス
・買い替え需要の追い風を受けて売上が堅調に拡大している

・モール別に見ると、楽天市場は好調、AmazonとYahoo!ショッピングは横這いという結果となった

・高単価商品が売上を牽引する結果となった


Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングの3モールにおいて、Nint推計データ(2023年3月時点)より、2022年12月~2023年2月のキッチン収納ジャンルは新年を迎えるにあたっての買い替え需要の追い風を受けて拡大トレンドが継続しています。

当該時期の市場規模は2021年12月〜2022年2月と比較して112%へ成長となり、市場が堅調に拡大となっています。今後の売上規模は、推計値を元にした当社のAI分析を踏まえると、3モールにおいて当該ジャンルは、上昇傾向との結果となりました。




また、同時期の平均単価は5,257円と前年同時期比で133%と高単価商品が好調に推移したことにより、平均単価の上昇が受け入れられています。平均単価については、推計値を元にした当社のAI分析を踏まえると、3モールにおいて当該ジャンルは、高止まりとの結果となりました。

当該ジャンルでは、楽天市場でのみ展開しているA社が前年同時期比で、キッチン収納のサブジャンルで2桁台のプラス成長を継続しており、その傾向は加速しつつあります。
アルミ関係に強みをもつB社のレンジカバージャンルは、キッチン収納ジャンル全体の単価上昇1312円の内、130円の単価上昇に貢献しており、サブジャンルの単価上昇が増えていることから全体の価格上昇に貢献しています。

各モールを観察すると、

楽天市場はジャンル売上は拡大していますが、昨年のメーカー上位5社中3社はマイナス成長となっています。また順位が流動的に変化しており、キッチン収納のサブジャンルで2桁台のプラス成長しているA社が首位になっております。
Amazon、Yahoo!ショッピングは上位メーカーに変動はなく、ほぼ一強の状況です。

3、4月の新生活でピークを迎えるキッチン収納市場の今後の動向に注目です。


作成者
丸尾 拓也(Maruo Takuya, SMB Div.カスタマーサクセスUnit)
編集者
Nint Blog 編集長 加藤 洋平(Kato Yohei, ERP Div.カスタマーサクセスUnit)



隣接するジャンルとして、食器・グラス・カトラリージャンルの記事もあります。





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