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ECモールのテレビ台・ローボード市場規模は、昨年比141%で急速に拡大!




トピックス
・買い替え需要の追い風を受けて拡大トレンドが継続

・壁寄せ可能なスタンドタイプが人気

・主力商品がスタンドタイプである商品的強みと、3モールそれぞれで直販ショップを運営している販売的な強みを活かしたメーカーA社が前年同時期比で大幅な成長


Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングの3モールにおいて、Nint推計データ(2023年2月時点)より、2022年11月~2023年1月のテレビ台・ローボードジャンルは買い替え需要の追い風を受けて拡大トレンドが継続しています。
当該時期の市場規模は2021年11月~2022年1月と比較して141%で、市場が急速に拡大しています。
今後の売上規模は、推計値を元にした当社のAI分析を踏まえると、3モールにおいて当該ジャンルは、横ばいに推移するとの結果となりました。




また、同時期の平均単価は13,678円と前年同時期比で104%と大きな変化はみられず、今後の平均単価の動向も推計値を元にした当社のAI分析を踏まえると横ばいに推移するとの結果となりました。

当該ジャンルが大きく成長している要因として、売れ筋の形状の変化が考えられます。

テレビ台はローボードタイプが主流でしたが、現在壁寄せ可能なスタンドタイプが人気商品の上位にあり、3モールそれぞれ当該時期のNO.1アイテムはスタンドタイプとなっています。
前年同時期でも上記の傾向は見られていますが、1〜2万円の価格帯のアイテムを中心に急速に成長しています。

当該ジャンルにおいて3大モール合計でNO.1メーカーであるA社は前年同時期比で大幅な成長をしており、このA社の主力商品は上記に記載した壁寄せ可能なスタンドタイプとなっています。
またA社の強みは3モールそれぞれで直販ショップを運営している事にあり、自社でコントロール可能な領域が広く、スピード感のある判断とアクションが大幅な成長を支えています。

次に当該ジャンルをAmazon、楽天市場で見てみると、Amazonは当該ジャンルにおいて最も成長率が高いモールであり、この要因の1つとして上記に記載したA社が本格的に注力した事があげられます。前年同時期の当該ジャンルにおけるAmazon内のNO.1アイテムはB社のローボードタイプのアイテムでしたが、当該時期はA社のスタンドタイプのアイテムとなっています。

楽天市場においてもA社は前年同時期比で大幅成長をしておりますが、C社との首位攻防戦が起こっています。成長率でみるとC社の方が高い結果となっており、A社との相違点はC社は従来のローボード型の売上が好調であり主力になっている点となります。


作成者
横山 玄(Yokoyama Gen, ERP Div.カスタマーサクセスUnit)
編集者
Nint Blog 編集長 加藤 洋平(Kato Yohei, ERP Div.カスタマーサクセスUnit)


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