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ECモールのメンズファッション パンツ市場規模は、昨年比103%で横ばい!



Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングの3モールにおいて、Nint推計データ(2023年1月時点)より、2022年10月~12月のレディースファッション パンツジャンルは春夏のトレンドがジーンズだった追い風を受け、引き続きジーンズの売上は好調でしたが、一方でチノパンの売上が苦戦しジャンル全体では横ばいとなりました。
当該時期の市場規模は2021年9~11月と比較して103%で成長となり、市場が横這いとなっています。

今後の売上規模は、推計値を元にした当社のAI分析を踏まえると、3モールにおいて当該ジャンルは、横ばいとの結果となりました。




また、同時期の平均単価は4,844円で、前年同期比で117%へ成長となっており、低単価商品の売上が苦戦したものの、高単価商品の売上が好調だった為、平均単価が微増しております。
平均単価については、推計値を元にした当社のAI分析を踏まえると、3モールにおいて当該ジャンルは、高止まりとの結果となりました。


Amazonの当該ジャンルではメーカーの熾烈な首位争いが続いておりますが、ジーンズに強いA社がやや優勢で、直近の11月は通常月の約5倍の売上を記録するなど勢いが増しております。11月だけでみるとAmazonのPBも好調で、特にチノパンの売上を大きく伸ばしており通常月の約10倍の売上を記録しています。どちらの製品もアマゾンブラックフライデーでの売上拡大に成功しております。

楽天市場でも熾烈な首位争いが続いておりますがA社がやや優勢です。ワークウェアブランドで有名なB社も首位を狙える位置にいますが、売上が前年を下回っており僅差の2位となっております。前年と比較して売上を一番伸ばしたのはセレクト編集型SPAのC社ですがまだTOP10には入っておらず、このことからもまだまだ混戦が続くことが予想されます。

Yahoo!ショッピングも同様に首位争いが続いておりますがA社が優勢です。前年と比較して売上を一番伸ばしたのは下着が主力のD社ですがTOP10にも入っておらず、当該モールでも引き続き混戦が続くことが予想されます。


作成者
加藤 洋平(Kato Yohei, ERP Div.カスタマーサクセスUnit)
編集者
Nint Blog 編集長 加藤 洋平(Kato Yohei, ERP Div.カスタマーサクセスUnit)



メンズ ファッションについてはパンツ以外にシューズジャンルの記事もありますので、ぜひご確認くださいませ。





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