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国内3大ECモールの調理器具市場規模は、昨年比92%へ縮小!



Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングの3モールにおいて、Nint推計データ(2022年10月時点)より、2022年7月~9月の調理器具ジャンルは昨年の巣ごもり需要による増加の反動を受けて減少となりました。
当該時期の市場規模は2021年7〜9月と比較して0.92倍となり、市場が縮小しました。
今後の売上規模は、推計値を元にした当社のAI分析を踏まえると、3モールにおいて当該ジャンルは、横ばいとの結果となりました。




また、同時期の平均単価は1,938円と前年同期比で109%ですが、低単価商品の売上が減少し高単価商品の売上構成比が増加することで、平均単価が微増しております。
平均単価については、推計値を元にした当社のAI分析を踏まえると、3モールにおいて当該ジャンルは、高止まりとの結果となりました。


Amazonでの当該ジャンルでは、メーカーA社とB社のトップ争いが続いており、更に3位争いをしていたC社が高価格帯商品で他社との差別化に成功し、首位争いに加わりそうな勢いをみせてきているので、今後さらに競争が激化しそうです。
楽天市場ではA社が圧倒的シェアを誇っており前年比も伸ばしており首位の座を確固たるものにしています。一方2位以下は目まぐるしく順位が変動しており、Amazonで存在感を見せ始めてきたC社も楽天市場では2位集団の中におります。C社が今後2位集団から抜け出すのか、引き続き熾烈な2位争いが続くのか注目です。

今後は巣ごもり需要後退により市場規模が横ばいになると考えられ、特に低価格帯の需要は落ち着いてきているので、今後はどう他社と差別化してシェアを獲得するのかメーカーの争いに注目です。


作成者
加藤 洋平(Kato Yohei, ERP Div.カスタマーサクセスUnit)
編集者
Nint Blog 編集長 加藤 洋平(Kato Yohei, ERP Div.カスタマーサクセスUnit)


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