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【2025年12月〜2026年2月】寝具市場レポート|高単価マットレスが牽引する「質」への投資

2025年12月から2026年2月にかけての寝具市場は、販売数量が減少する一方で、平均単価の上昇が顕著に見られました。消費者の関心が安価な消耗品から、睡眠の質を左右する高付加価値な製品へとシフトしていることが伺えます。本レポートでは、大手ECサイトにおけるNint ECommerceのデータをもとに、最新の市場動向を解説します。

※本記事は大手ECサイトにおけるNint ECommerceデータを元に執筆しています。

寝具市場 売上推移グラフ

寝具の市場規模

2025年12月〜2026年2月の寝具ジャンル全体の市場規模は以下の通りです。

  • 売上高: 約130億3,251万円(前年同期比 ▲4.5%)
  • 販売数量: 約192万8,913個(前年同期比 ▲16.9%)
  • 平均単価: 約6,756円(前年同期比 +14.9%)

市場全体として、販売数量は前年を下回りましたが、平均単価が約5%上昇したことで売上高の減少幅を補う構造となっています 。特に高単価な大型寝具の堅調な動きが、単価上昇を支える要因となっています。

寝具市場のカテゴリ別売上構成比とトレンド

本章ではカテゴリ別の売上構成を比較し、トレンドを読み解きます。

カテゴリ別売上構成比(上位カテゴリ)

  • 1位:マットレス

売上構成比:約35.5%(前年同期比 +0.3ポイント)

平均単価:約18,008円

  • 2位:掛け布団

売上構成比:約23.1%(前年同期比 ▲0.6ポイント)

平均単価:約11,100円

  • 3位:枕・抱き枕

売上構成比:約11.9%(前年同期比 +0.6ポイント)

平均単価:約4,642円

  • 4位:毛布

売上構成比:約7.7%(前年同期比 ▲0.5ポイント)

平均単価:約3,546円

  • 5位:敷きパッド・ベッドパッド

売上構成比:約5.2%(前年同期比 ▲0.3ポイント)

平均単価:約3,313円

製品開発のトレンド

最大シェアを占める「マットレス」カテゴリは、平均単価が約1万8,000円とジャンル内でも突出して高く、前年よりシェアも拡大しています。平均単価が前年比で約14.9%上昇していることから、より高品質な機能性寝具への需要が継続していると推察されます。 また、3位の「枕・抱き枕」もシェアを伸ばしており、睡眠環境を整えるための基本アイテムとして安定した需要を維持していることが数値から伺えます。

寝具市場の価格帯別販売構成と販売戦略

ここでは市場全体を価格帯別データに分けて整理し、販売戦略を考察します。

価格帯別の販売構成について

低価格帯(7,800円未満)

売上構成比:約40.3%

平均単価が3,000円〜4,000円台の「枕」や「毛布」「敷きパッド」などが主に含まれるボリュームゾーンです。

中価格帯(7,800円〜18,000円)

売上構成比:約26.1%

平均単価が約11,100円の「掛け布団」などが該当する層と考えられます。

高価格帯(18,000円以上)

売上構成比:約33.6%

平均単価が約18,000円の「マットレス」が主役となるセグメントです。市場売上の約3分の1を占めています。

価格帯別の販売戦略について

低価格帯

数量の減少傾向が顕著なため、ついで買いを促す関連商品のレコメンドや、セット販売による客単価の維持・向上が有効な施策になると考えられます。

中価格帯

掛け布団などは実用性が重視されるため、防ダニや洗濯可能といった具体的な機能面をデータに基づき強調することが重要です。

高価格帯

マットレスのような高額商品は、体圧分散などの科学的根拠を提示し、納得感を醸成する施策が求められます。

展望予測と寝具市場を読み解くヒント

本章では展望と市場を読み解くヒントをご紹介します。

今後の展望

短期的には、1点あたりの単価上昇傾向が続くことで、市場全体の売上規模は維持されると予測されます。中期的には、健康への投資意識の高まりにより、「高機能マットレス」や「専用枕」といった、睡眠の質に直結する高単価カテゴリのシェアがさらに拡大する可能性があると考えられます。

市場を読み解くヒントは「Nint ECommerce」!

「Nint ECommerce」では、大手ECモールの詳細な販売動向や、カテゴリ別の微細なトレンドをリアルタイムで可視化できます。

さらに、AIが膨大なデータを分析して要点を整理する「AIインサイトレポート」を利用することで、複雑な市場動向の裏側にある勝機を迅速に見つけ出し、次の一手を確信を持って打つことが可能になります。

また、即戦力のEC人材をお探しの場合は、『EC Talent』にご相談ください。

調査概要

  • 対象期間:2025年12月1日〜2026年2月28日
  • データソース:Nint ECommerce

この記事を書いた人

山本 真大(やまもと まさひろ)
株式会社Nint マーケティングDiv ECアナリスト

note:https://note.com/nint_ecommerce

株式会社明治の菓子営業としてキャリアをスタートし、主に店頭での販促施策を担当。その後IT業界・流通業界・他業界のメーカー職を経験し、オフライン市場における、製造・流通に携わる。EC業界の今後に魅力を感じ株式会社Nintへ入社。営業・カスタマーサクセスを経て現在、ECデータアナリストとして、数々のブログや電子書籍の執筆、セミナー登壇に関わる。
セミナー登壇数は20を超え、オフラインの経験とオンラインのデータ分析をもとにした、セミナー内容は参加者からも好評をいただいている。

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