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【25年11月〜26年1月】美容・コスメ・香水市場レポート|高単価トレンドが継続

#市場規模 #マーケティング #販促ノウハウ #ECデータ

2025年11月から2026年1月にかけての美容・コスメ・香水市場は、全体的な販売数量が減少傾向にある一方で、平均単価の上昇が市場規模の維持を支える構図となっています。特に美顔器や高機能スキンケア製品への関心が高まっており、消費者の「美」に対する投資意欲は依然として旺盛です。本レポートでは、大手ECサイトにおけるNint ECommerceのデータをもとに、最新の市場動向を解説します。


※本記事は大手ECサイトにおけるNint ECommerceデータを元に執筆しています。

美容・コスメ・香水の市場規模

2025年11月〜2026年1月の美容・コスメ・香水ジャンル全体の市場規模は以下の通りです。

  • 売上高: 約665億5,765万円(前年同期比 ▲0.5%)
  • 販売数量: 約2,123万6,858個(前年同期比 ▲9.2%)
  • 平均単価: 約3,134円(前年同期比 +9.7%)

市場全体の売上高は前年同期とほぼ同水準を維持していますが、販売数量は約9%の減少となりました。一方で平均単価は約10%上昇しており、物価上昇の影響に加え、より高品質・多機能な製品を選択する消費者のプレミアム志向が市場を牽引していることが伺えます。

美容・コスメ・香水市場のカテゴリ別売上構成比とトレンド

本章ではカテゴリ別の売上構成を比較し、トレンドを読み解きます。

カテゴリ別売上構成比(上位カテゴリ)

  • 1位:スキンケア

売上構成比:約35.7%(前年同期比 ▲1.1ポイント)

平均単価:約4,061円

  • 2位:ヘアケア・スタイリング

売上構成比:約23.1%(前年同期比 ▲0.5ポイント)

平均単価:約3,417円

  • 3位:ベースメイク・メイクアップ

売上構成比:約14.8%(前年同期比 +0.6ポイント)

平均単価:約2,913円

  • 4位:ボディケア

売上構成比:約6.9%(前年同期比 0.0ポイント)

平均単価:約2,336円

  • 5位:美顔器・スチーマー

売上構成比:約4.7%(前年同期比 +1.2ポイント)

平均単価:約19,168円

製品開発のトレンド

「美顔器・スチーマー」カテゴリが構成比を約1.2ポイント伸ばしており、ホームケアの高度化が顕著に進んでいます。平均単価が約2万円に迫る高単価帯でありながら需要が拡大していることは、効率的かつ本格的な美容体験を自宅で求めるニーズの強さを示しています。 また、「ベースメイク・メイクアップ」も成長を維持しており、外出機会の増加に伴う身だしなみへの投資が回復しています。全体として、日常の基礎ケアから特別なスペシャルケアまで、目的が明確な製品への支持が集まる傾向にあります。

美容・コスメ・香水市場の価格帯別販売構成と販売戦略

ここでは市場全体を価格帯別データに分けて整理し、販売戦略を考察します。

価格帯別の販売構成について

低価格帯(3,400円未満)

売上構成比:約34.0%

シートマスクや洗顔料、手軽なメイクアップ小物などが含まれます。数量ベースでは依然として大きな割合を占めていますが、売上シェアとしては全体の約3分の1に留まっています。

中価格帯(3,400円〜10,199円)

売上構成比:約43.6%

高機能な美容液やヘアケアセット、ブランドのメイクアップ製品などが該当する、本ジャンル最大のボリュームゾーンです。実用性と特別感のバランスを重視する層に広く支持されています。

高価格帯(10,200円以上)

売上構成比:約22.4%

高級美顔器や高機能スチーマー、ブランドのフレグランスなどが含まれます。数量は限られるものの、市場の単価向上に大きく寄与している重要なセグメントです。

価格帯別の販売戦略について

低価格帯

日常使いの消耗品は、定期購入の促進やセット販売による客単価の向上、ポイント施策を絡めたリピート率の確保が最優先課題となります。

中価格帯

市場の核となるこのゾーンでは、配合成分の効果や技術的裏付けなど、他社製品との明確な差別化ポイントを視覚的に伝えることで「失敗したくない」消費者の納得感を醸成することが重要です。

高価格帯

検討期間が長くなる高額商品については、詳細な使用感の解説やユーザーレビューの蓄積に加え、購入後の保証サービスの充実を訴求することで、購入への心理的ハードルを下げることが求められます。

(参考)ジャンル別価格分布

Nint ECommerceを使った価格帯別売上規模推移
市場の見える化を実現するツール「Nint ECommerce」でTOPメーカーの価格別売上構成比を見ると以下のように確認できます。
※ご契約プランによって確認可能

横軸:価格帯で分けており、太さが構成比
縦軸:該当価格帯におけるメーカーシェア率
出典:Nint ECommerce

展望予測と美容・コスメ・香水市場を読み解くヒント

本章では展望と市場を読み解くヒントをご紹介します。

今後の展望

短期的には、セルフケア意識の定着により、高機能製品を中心とした単価上昇傾向が継続すると予測されます。中期的には、AI技術を活用したパーソナライズ美容や、環境負荷に配慮したサステナブルな製品への関心が一層高まり、それらが新たな購買動機となるでしょう。消費者が製品の「価値」をより厳しく見極めるようになるため、価格に見合った体験価値の提供がこれまで以上に不可欠となります。

市場を読み解くヒントは「Nint ECommerce」!

今回のレポートで触れたように、美容・コスメ・香水市場では「販売数量の減少を平均単価の上昇が補う」というプレミアム化の進行が見て取れます。このような市場の微細な変化や競合他社の動向を正確に捉え、最適な商品展開や価格戦略を立案するには、客観的なデータの活用が欠かせません。

「Nint ECommerce」では、主要ECモールの売上状況やカテゴリごとの詳細なトレンドを可視化できます。

さらに、AIが膨大なデータを分析して要点を整理する「AIインサイトレポート」を利用することで、複雑な市場動向の裏側にある勝機を迅速に見つけ出し、次の一手を確信を持って打つことが可能になります。

また、即戦力のEC人材をお探しの場合は、『EC Talent』にご相談ください。

調査概要

  • 対象期間:2025年11月1日〜2026年1月31日
  • データソース:Nint ECommerce
  • 対象カテゴリ:美容・コスメ・香水

この記事を書いた人

山本 真大(やまもと まさひろ)
株式会社Nint マーケティングDiv ECアナリスト

note:https://note.com/nint_ecommerce

株式会社明治の菓子営業としてキャリアをスタートし、主に店頭での販促施策を担当。その後IT業界・流通業界・他業界のメーカー職を経験し、オフライン市場における、製造・流通に携わる。EC業界の今後に魅力を感じ株式会社Nintへ入社。営業・カスタマーサクセスを経て現在、ECデータアナリストとして、数々のブログや電子書籍の執筆、セミナー登壇に関わる。
セミナー登壇数は20を超え、オフラインの経験とオンラインのデータ分析をもとにした、セミナー内容は参加者からも好評をいただいている。

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【出典:「【25年11月〜26年1月】美容・コスメ・香水市場レポート|高単価トレンドが継続」(2026年2月13日公開)】
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