【貝印株式会社】リサーチコストの大幅削減以外にもメリットが!? 部署の垣根を超えたコミュニケーションに大きな変化も。

貝印株式会社

マーケティング本部 マーケティング部 兼 ブランド企画部 松原優 様

刃物を中心とした幅広い生活用品を取り扱うメーカーとして、国内外で事業を展開している貝印株式会社。同社では日本、中国のEC売上が拡大する中、マーケティングを強化する為にNintを導入しました。Nintの活用で商品開発や業務効率にどのような変化があったかお話を伺いました。 

国内外のEC売上が拡大する中、質の高いマーケティングが必須だった

事業内容について

男性、女性向けの剃刀や、剃刀売場に付随する女性向けの小物関連、包丁に関連する生活用品全般が国内の事業の柱になります。私はマーケティング本部で、データ分析や消費者の動向調査、中国市場調査を中心に担当しています。

Nint導入前の市場分析やNint導入経緯

実店舗の情報はリサーチ会社のサービスを使って市場情報を取得していました。POSレジデータで実店舗とECの傾向を推測していましたが、情報が少なかったり費用が高く、調査に苦労していました。

さらに2017年頃からAmazonや楽天の売上が大きくなりEC市場データもカバーして自社商品の市場でのポジションやポテンシャルを分析する必要性を感じていました。

海外事業だと代理店様経由で中国ECモールに出店していましたが、代理店様に出荷した後のエンドユーザーの動向は分析出来ていませんでした。

どのようなプロモーションに効果があるかをPDCAサイクルを回しながら分析していく必要性も感じていた中で、国内外のECデータを分析出来るNintを発見しました。実際に見てみるとデータの正確性や直近データ、メーカーシェアまで確認出来る所が有用だと感じ導入に至りました。

EC市場の変化や顧客ニーズが明確に

【貝印社での主なNint利用方法】

Nint導入後の利用方法

まずはAmazonの市場規模や自社商品のポジションや他社との比較を行いたかったので、【業種分析】のジャンル規模や人気製品を使っています。今までは実店舗に置いてある商品を参考に競合分析していましたが、メーカ別売上を見ると多種多様なメーカー様の売上を確認出来るので今までよりも情報量は増えました。

※「業種分析」の「ジャンル規模」ジャンル・メーカー別の売上が確認できます。

中国市場に関してはNintの情報通を導入したばかりなので、まずは市場の売れ筋把握や新作商品の価格を決める際にどの価格帯の商品が市場では売れているか確認して、そのデータを元に適正な価格が出来ています。

分析して分かった実店舗とECの違いとは?

ECデータを見ていると、実店舗は消費者が本当に求めている事を分析するのは難しいなと感じました。

実店舗は棚に入っている商品がベースになるので、商品数もECよりは少なくお客様が本当に求めている事を分析するには情報が少ないと感じています。

逆にECでは実店舗にない商品も多く、商品ラインナップも豊富ですし、Nintで様々な角度から売上分析が出来るのでデータの幅や深さは全然変わりましたね。

日々の動向分析が変化に気づくポイント

EC市場分析の際はメーカーシェアや人気商品TOP150は小まめにチェックして日々の変化を見ています。

自社商品の市場はこれから大きく伸びていく市場ではなくパイも決まっているので、日々の売上の変化やメーカーシェアを確認する事がすごく重要ですし、自社は伸びているのか、それとも落ちているのかをNintでは簡単に分析出来るので、その点はNintを導入してとても成果があった部分です。

※「業種分析の」「人気製品」で売上・販売量、シェアが確認出来ます。

リサーチ費用や時間を大幅に圧縮し、スピーディーなマーケティングを実現!

【Nint導入後のマーケティング変化】

分析の時間・費用・精度に変化が!?

Nint導入までは調査会社様に依頼していて、3、4カ月程度の市場データでも取得までに1週間程度必要でした。費用は数百万円単位になっていたので時間とコストが掛かっていました。

しかしNintを導入してからは気になる情報はログインするとすぐに見れますし、精度も高く費用も大幅に削減出来ているので費用対効果が抜群に上がりました。

Amazonや中国モールのジャンル規模を見たり、売れ筋を見たりとちょっと気になる事があればNintのデータにすぐアクセス出来るのでスピーディーなマーケティングを実現出来ています。

部署間でのコミュニケーションが活性化

EC情報について聞きに来る社員が多くなり他部署とのコミュニーケーションが増えました。例えば商品リニューアルの際に実店舗とECの商品売上や販売数を比較しながら「ECの方が売れそうだね」「実店舗の方が良いんじゃないかな」など商品開発について部署間で議論する機会が増えました。

今後の事業展望

情報通をより活用して中国ECでの成功パターンを確立したいです。プロモーションから販売実績までを一気通貫で管理して何が売れるかを把握し、そのノウハウを東南アジアに横展開する事でさらに事業を拡大したいと考えています。

本日はお時間頂きありがとうございました。

資料請求のお申し込み

※フォームが表示されない場合は、広告ブロック機能が原因の可能性があります。お使いの広告ブロック機能を一時的に無効にするか、別のブラウザをお試しください。