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【2025年12月〜2026年2月】置き時計・掛け時計市場レポート|需要は底堅く小幅な調整

#市場規模 #マーケティング #販促ノウハウ #ECデータ

2025年12月〜2026年2月の置き時計・掛け時計市場は、売上・販売数量ともに前年をわずかに下回る結果となりましたが、大きな落ち込みではなく、全体として底堅い推移が続いているとみられます。平均単価はほぼ横ばいで推移しており、市場全体として安定した需要が続いているようです。本レポートでは、大手ECサイトにおけるNint ECommerceのデータをもとに、最新の市場動向を解説します。

※本記事は大手ECサイトにおけるNint ECommerceデータを元に執筆しています。

置き時計・掛け時計の市場規模

2025年12月〜2026年2月の置き時計・掛け時計ジャンル全体の市場規模は以下の通りです。

  • 売上高:約10億円(前年同期比 ▲1.6%)
  • 販売数量:約19万6千個(前年同期比 ▲2.3%)
  • 平均単価:約5,000円(前年同期比 +0.8%)

売上・数量ともに前年をわずかに下回っているものの、減少幅は小さく、需要は概ね安定して推移しているとみられます。平均単価はほぼ横ばいで、大きな価格変動は見られないようです。

置き時計・掛け時計市場のカテゴリ別売上構成比とトレンド

本章ではカテゴリ別の売上構成を比較し、トレンドを読み解きます。

カテゴリ別売上構成比(上位カテゴリ)

1位:掛け時計

– 売上構成比:約57.4%(前年同期比 ▲1.3ポイント)
– 平均単価:約7,000円

2位:置き時計

– 売上構成比:約32.1%(前年同期比 +1.1ポイント)
– 平均単価:約4,000円

3位:置き掛け兼用時計

– 売上構成比:約5.4%(前年同期比 +0.3ポイント)
– 平均単価:約4,000円

4位:からくり時計

– 売上構成比:約2.4%(前年同期比 +0.0ポイント)
– 平均単価:約17,000円

5位:振り子時計

– 売上構成比:約1.5%(前年同期比 ▲0.0ポイント)
– 平均単価:約12,000円

製品開発のトレンド

掛け時計が引き続き市場の中心を占めているものの、構成比はやや低下傾向にあるようです。一方で置き時計や兼用タイプの構成比がじわじわと伸びており、インテリアに馴染む小型・多機能タイプへの関心が高まっているとみられます。場所を選ばずに使えるタイプが支持を集めてきているようです。

置き時計・掛け時計市場の価格帯別販売構成と販売戦略

ここでは市場全体を価格帯別データに分けて整理し、販売戦略を考察します。

価格帯別の販売構成について

低価格帯(3,500円未満)

売上構成比:約35%
置き時計や兼用タイプの手頃なモデルが中心とみられ、実用性や手軽さを重視する購買層に支持されているようです。日常使いや気軽な模様替え感覚で選ばれるケースが多いとみられ、数量ベースでの存在感が大きいゾーンとみられます。

中価格帯(3,500円〜10,000円)

売上構成比:約50%
市場の主力ゾーンとみられ、掛け時計を中心にデザイン性と機能性を兼ね備えた製品が揃っているようです。インテリアとの調和を意識しながら選ぶ層や、ギフト需要も一定程度含まれているとみられ、購買動機が多様なゾーンといえそうです。

高価格帯(10,000円以上)

売上構成比:約15%
からくり時計や振り子時計など、特別感やインテリア性を重視した製品が中心とみられます。コレクション目的や贈答用として選ばれるケースが多いとみられ、数量は少ないながらも平均単価の高さで売上に貢献しているようです。

価格帯別の販売戦略について

低価格帯

まとめ買いやギフト需要を意識した訴求が向いているとみられ、日常使いとしての手軽さを前面に出したアプローチが購買のきっかけになりやすいかもしれません。セール施策への反応も出やすい層とみられます。

中価格帯

インテリアとの相性やデザインの特長を丁寧に伝えるページ設計が向いているとみられ、写真や使用シーンのイメージで選ばれやすい価格帯とみられます。贈り物需要も取り込めるよう、ギフト対応の訴求を添えると効果的かもしれません。

高価格帯

特別感やプレゼントとしての価値を訴求するアプローチが向いているとみられ、購入前の不安を和らげる詳細な商品説明やレビューの蓄積が購買につながりやすいでしょう。

展望予測と置き時計・掛け時計市場を読み解くヒント

本章では展望と市場を読み解くヒントをご紹介します。

今後の展望

大きな変動はなく、安定した需要が続きそうな市場といえるかもしれません。インテリアへの関心が高まる中で、置き時計や兼用タイプの需要は引き続き底堅く推移していくとみられます。

ギフト需要が集中する時期(年末・年度替わりなど)には一時的な動きが出やすいとみられ、シーズンに合わせた訴求タイミングの見極めが効いてくる市場といえそうです。

市場を読み解くヒントは「Nint ECommerce」!

今回のレポートで明らかになったように、置き時計・掛け時計市場では全体として安定した需要が続いている中で、置き時計や兼用タイプへのシフトが少しずつ見られているとみられます。こうした流動的な市場環境において、どのカテゴリに商機があるのかを正確に把握するには、客観的なデータ分析が欠かせません。

「Nint ECommerce」では、大手ECモールの詳細な販売動向や、カテゴリ別の微細なトレンドをリアルタイムで可視化できます。

さらに、AIが膨大なデータを分析して要点を整理する「AIインサイトレポート」を利用することで、複雑な市場動向の裏側にある勝機を迅速に見つけ出し、次の一手を確信を持って打つことが可能になります。

また、即戦力のEC人材をお探しの場合は、『EC Talent』にご相談ください。

  • 調査概要
  • 対象期間:2025年12月1日〜2026年2月28日
  • データソース:Nint ECommerce
  • 対象カテゴリ:置き時計・掛け時計

この記事を書いた人

山本 真大(やまもと まさひろ)
株式会社Nint マーケティングDiv ECアナリスト

note:https://note.com/nint_ecommerce

株式会社明治の菓子営業としてキャリアをスタートし、主に店頭での販促施策を担当。その後IT業界・流通業界・他業界のメーカー職を経験し、オフライン市場における、製造・流通に携わる。EC業界の今後に魅力を感じ株式会社Nintへ入社。営業・カスタマーサクセスを経て現在、ECデータアナリストとして、数々のブログや電子書籍の執筆、セミナー登壇に関わる。
セミナー登壇数は20を超え、オフラインの経験とオンラインのデータ分析をもとにした、セミナー内容は参加者からも好評をいただいている。

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