【25年11月〜26年1月】カタログギフト・チケット市場レポート|平均単価は上昇
2025年11月から2026年1月にかけてのCD・DVD市場は、従来のディスクメディアが堅調なシェアを維持する一方で、特定のニッチなメディアや高付加価値な製品において顕著な動きが見られました。本レポートでは、大手ECサイトにおけるNint ECommerceのデータをもとに、最新の市場動向を解説します 。
※本記事は大手ECサイトにおけるNint ECommerceデータを元に執筆しています。

目次
カタログギフト・チケットの市場規模
2025年11月〜2026年1月のカタログギフト・チケットジャンル全体の市場規模は以下の通りです。
- 売上高: 約24億7,547万円(前年同期比 ▲8.7%)
- 販売数量: 約54万4,645個(前年同期比 ▲16.6%)
- 平均単価: 約4,545円(前年同期比 +9.5%)
市場全体では、物価上昇や消費の選別化による影響もあり、販売数量は約16.6%の減少となりました。一方で平均単価は約9.5%上昇しており、ギフト1件あたりの予算が引き上げられている様子がうかがえます。数量の減少を単価の上昇が補う形で、売上高の減少幅は数量ベースよりも抑えられています。
カタログギフト・チケット市場のカテゴリ別売上構成比とトレンド
本章ではカテゴリ別の売上構成を比較し、トレンドを読み解きます。
カテゴリ別売上構成比(上位カテゴリ)
- 1位:カタログギフト
売上構成比:約89.5%(前年同期比 +1.4ポイント)
平均単価:約9,799円
- 2位:デジタルチケット
売上構成比:約10.5%(前年同期比 ▲1.4ポイント)
平均単価:約816円
- 3位:eカタログギフト
売上構成比:約0.1%(前年同期比 —ポイント)
平均単価:約5,092円
製品開発のトレンド
市場の約9割を占める「カタログギフト」では、受け取り手の多様なライフスタイルに合わせた専門特化型のラインナップが増加しています。特にグルメ、温泉体験、サステナブルな商品に特化したコースの需要が高まっており、これが単価上昇の要因となっています。 また、物理的なカードや冊子を介さない「eカタログギフト」やデジタル形式のチケットは、SNSやメールで即時に送れる利便性から、カジュアルなギフトシーンでの活用が進んでいます。
カタログギフト・チケット市場の価格帯別販売構成と販売戦略
ここでは市場全体を価格帯別データに分けて整理し、販売戦略を考察します。
価格帯別の販売構成について
低価格帯(3,300円未満)
売上構成比:約12.6%
コンビニやカフェで利用できるデジタルチケットや、少額のポイントギフトなどが中心です。若年層のカジュアルな利用や、キャンペーンの景品としての需要が安定しています。
中価格帯(3,300円〜13,200円未満)
売上構成比:約49.0%
市場の約半数を占める最大のボリュームゾーンです。結婚内祝いや法要など、伝統的なギフトシーンで利用される標準的なカタログギフトがこの層に該当します。
高価格帯(13,200円以上)
売上構成比:約38.5%
高級ホテルでの食事や宿泊、ブランド和牛などを選べる高付加価値なカタログが該当します。法人利用や特別な記念日向けに、数量は少なくとも売上の大きな柱となっています。
価格帯別の販売戦略について
低価格帯
手軽さを重視し、スマートフォン一つで完結する利便性と、季節感のある期間限定メニューとの連動などが効果的です。
中価格帯
競合が多い価格帯であるため、掲載商品数の多さだけでなく、表紙のデザイン性やメッセージカードなどの付帯サービスの充実による差別化が求められます。
高価格帯
掲載されている商品の希少性やブランド力を強調し、贈る側の「外さない安心感」と、受け取る側の「特別感」を醸成する高品質な商品紹介が重要となります。
(参考)ジャンル別価格分布
Nint ECommerceを使った価格帯別売上規模推移
市場の見える化を実現するツール「Nint ECommerce」でTOPメーカーの価格別売上構成比を見ると以下のように確認できます。
※ご契約プランによって確認可能

横軸:価格帯で分けており、太さが構成比
縦軸:該当価格帯におけるメーカーシェア率
出典:Nint ECommerce
展望予測とカタログギフト・チケット市場を読み解くヒント
本章では展望と市場を読み解くヒントをご紹介します。
今後の展望
短期的には、冠婚葬祭などのフォーマルな需要は安定しつつも、よりパーソナライズされたギフトへのニーズが高まることで、専門カタログのシェアがさらに拡大すると予測されます。中期的には、デジタルギフトの浸透がさらに進み、これまでカタログギフトがリーチできていなかった日常的なお礼シーンなど、市場の裾野が広がることが期待されます。一方で、物価上昇に伴う消費者の支出抑制も懸念されるため、価格に見合った満足度を提供できるかどうかが鍵となります。
市場を読み解くヒントは「Nint ECommerce」!
今回のレポートで触れたように、カタログギフト・チケット市場では「販売数量の減少を単価の上昇が補いきれない」という市場環境の変化が見られます。このような変化を敏感に察知し、どの価格帯やカテゴリに注力すべきかを判断するには、正確なデータに基づいた分析が不可欠です。
「Nint ECommerce」では、大手ECモールの詳細な売上データや、価格帯別の構成比を容易に把握できます。

さらに、AIが膨大なデータを分析して要点を整理する「AIインサイトレポート」を利用することで、複雑な市場動向の裏側にある勝機を迅速に見つけ出し、次の一手を確信を持って打つことが可能になります。

また、即戦力のEC人材をお探しの場合は、『EC Talent』にご相談ください。

調査概要
- 対象期間:2025年11月1日〜2026年1月31日
- データソース:Nint ECommerce
- 対象カテゴリ:カタログギフト・チケット
この記事を書いた人

山本 真大(やまもと まさひろ)
株式会社Nint マーケティングDiv ECアナリスト
note:https://note.com/nint_ecommerce
株式会社明治の菓子営業としてキャリアをスタートし、主に店頭での販促施策を担当。その後IT業界・流通業界・他業界のメーカー職を経験し、オフライン市場における、製造・流通に携わる。EC業界の今後に魅力を感じ株式会社Nintへ入社。営業・カスタマーサクセスを経て現在、ECデータアナリストとして、数々のブログや電子書籍の執筆、セミナー登壇に関わる。
セミナー登壇数は20を超え、オフラインの経験とオンラインのデータ分析をもとにした、セミナー内容は参加者からも好評をいただいている。
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「【25年11月〜26年1月】カタログギフト・チケット市場レポート|平均単価は上昇」(2026年2月13日公開)】
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