勘から確信へ。“これは売れる”をデータで見抜く企業の成長戦略
企業概要
本事例の企業は、生活関連アイテムを中心に企画・販売を行うメーカーです。
実店舗だけでなく、楽天・AmazonといったECモールへの展開も強化し、ここ数年で急成長を遂げています。
しかし参入当初は、EC市場の動向が見えづらく、商品開発や社内調整において課題も多かったといいます。
そうした背景のもと、Nint ECommerce(以下、Nint)を導入。実売データを活用した商品戦略とPDCAサイクルの高速化に取り組まれています。
今回は、Nint ECommerce導入のきっかけや具体的な活用方法について、通販事業部のご担当者様にお話を伺いました。
勘と経験だけでは、もう売れない時代に入っていた
「この商品、きっと売れる気がする」
そうした直感を頼りに商品開発をしていた時期が、私たちにもありました。
もちろんそれは、これまでの経験や現場感覚から導き出されたものでしたが、楽天やAmazonといったECモールに本格参入するタイミングで、“このままでは戦えない”と実感したのです。
市場規模も、競合の動きも定量的に把握できない。社内でも「なぜこの商品を出すのか」という問いに、納得感のある説明ができない。
そのままでは、成功も失敗も運任せになってしまう。そうした不安を抱えていました。
「売れている市場」が見えることで、商品開発は変わった
そうした状況を変えてくれたのが、Nint ECommerceでした。
カテゴリや商品単位で販売量・価格推移をすぐに確認できる。しかも、一次データに基づいているので信頼性も高い。
競合とのシェア比較や売上傾向が、誰でも同じ画面上で共有できることで、社内での合意形成が圧倒的に早くなりました。
UIも直感的で使いやすく、導入後すぐに社内で横展開できたのも助かりました。
商品点数4倍、売上30倍。成長の鍵は“自信を持てる判断材料”
導入から5年で、私たちのEC事業は大きく成長しました。
商品点数は4倍、売上はなんと30倍。楽天では3年連続で前年比200%以上の成長を達成しています。
実は、価格はほとんど変えていません。品揃えを増やすことで、販売数を伸ばしていくという方程式がうまくハマったのです。
これはまさに、Nintさんが提唱されている「売上=[品揃え]✕[閲覧数]✕[転換率]✕[単価]」というロジック通りでした。
データがあるから、迷わない。だから速い
活用方法は、日々の業務にしっかり根付いています。
たとえば、新商品開発では1年前から類似商品の年間売上や季節変動を確認し、コンセプト設計と数値目標の設定に役立てています。
月次でカテゴリデータをダウンロードして売上推移を追い、PDCAを回すスピードも格段に上がりました。
また、会議中にリアルタイムで検索して、開発部門や営業とその場で情報を共有することも珍しくありません。
営業資料の裏付けに。“ロングセラー”をデータで語れるようになった
特に驚いたのは、営業面での波及効果です。
競合の価格改定やキャンペーンのタイミングが追えるようになったことで、販促計画や値付けのタイミングも最適化できました。
さらに、ロングセラー商品の売上推移をグラフで示せたことで、小売チェーンとの棚交渉がスムーズに。営業資料に説得力が生まれ、商談成功率も上がりました。
データで背中を押す。だから挑戦できる
Nint ECの一番の価値は、“定性と定量をつなぐ”視点が持てることだと感じています。
直感や肌感は大事ですが、それを裏付ける数値があると、社内でもお客様に対しても説得力が全然違います。
検索から分析までが短時間で済むので、開発・マーケ・営業が同じ指標をもとに会話できるのも、大きな変化でした。
次は新たなカテゴリへ──新たな挑戦も、Nint ECとともに
今後は、これまで培った知見をもとに、新たなカテゴリーにも参入を予定しています。
その際にも、Nintのの市場規模・競合分析は引き続き活用していくつもりです。
さらに、社内の顧客属性データと連携させることで、より緻密なターゲティングや商品開発にも取り組んでいきたいと考えています。
「“これは売れる”が証明できる」──そんな時代の、商品開発の話
Nintを導入してから、私たちのものづくりは大きく変わりました。
「売れるはず」という勘だけに頼るのではなく、「売れる理由」をデータで証明しながら開発を進められるようになったのです。
5年で売上6倍。商品点数4倍で売上は30倍。
Nintは、私たちの成長を支えた“見えない武器”でした。
Nint ECommerceについて
日本国内で2,000社以上の導入実績
大手から中小規模のメーカー・店舗まで、
さまざまなEC事業者の意思決定に活用されています。
- どんなサービスですか?初心者でも使えますか?
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Nint ECommerceは、楽天市場・Amazon・Yahoo!ショッピングなどのモールに出店しているEC事業者やメーカー向けに、売れ筋商品・競合の動き・価格変動などをデータで可視化できるツールです。
データ分析に不慣れな方でも、目的にあった機能から少しずつ使い始めていただけます。
- どのようなシーンで活用されていますか?
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Nint ECommerceは、楽天・Amazon・Yahoo!ショッピングの販売データ(※Nint推計)をもとに、以下のような場面で活用されています。
- 仕入れや商品開発の判断に
売れ筋商品の傾向や競合商品の売上推移が見えるので、「どの商品を仕入れるべきか」「市場で売れそうか」がわかります。 - 販促や価格戦略の見直しに
競合ショップの価格変更や広告の動きが把握できるため、自社の販促タイミングや価格設定を最適化できます。 - 新規カテゴリ参入や市場分析に
ジャンルごとの市場規模や成長率が見えるので、「どの市場にチャンスがあるか」「今注目されている商品は何か」といった判断に役立ちます。
メーカー、小売、EC専任部署の方まで、幅広い業種・業界でご利用いただいています。 - 仕入れや商品開発の判断に
- 料金プランの詳細が知りたいです。
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ご利用の目的や必要な機能に応じて、最適なプランをご提案しています。
ショップ向けの「Professionalプラン」と、メーカー向けの「Enterpriseプラン」があり、機能やオプションの組み合わせによって料金が異なります。
詳しくはお問い合わせください。
- データ取得にどれくらい時間がかかりますか?過去データも見られますか?
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お申し込み完了後、すぐにご利用を開始いただけます。
約10年分のデータを蓄積しており、ジャンル・商品・ショップなどの情報を過去にさかのぼって閲覧できます。
- 無料トライアル版は誰でも使えますか?
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主に、楽天市場・Amazon・Yahoo!ショッピングに店舗をお持ちのEC事業者の皆様やメーカー・ブランドの皆様がご利用いただけます。
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