意思決定の精度の向上。データ活用の習慣化

コンビ株式会社

マーケティング部マーケティング室(インタビュー実施時) 伊藤貴史さま
活用方法
・市場分析ツールとして商品開発で利用
・商品トレンドや競合情報をもとにECモールの販促や商談の事前準備に活かす
・Nintのデータやグラフを利用して、社内会議の資料作成
導入後の効果
・施策の精度が上がることで、売上向上につながる
・データ活用の習慣が組織に定着

コンビ株式会社について

コンビ株式会社は1957年創業のベビー用品総合メーカーとして、育児をサポートするさまざまな製品やサービスを提供しています。
Nintの利用用途と導入効果について、マーケティング部マーケティング室の伊藤様 (※取材当時) にお伺いしました。

現場の肌感で意思決定をしていた

── Nint導入前はどのような課題を感じていましたか?

オンラインでの販促施策について、公開情報など入手できる範囲の競合動向や販売数が伸びていそうな商品の情報を集めて、現場の肌感で意思決定をしていました。

もちろん現場の肌感も大変重要であり、成功する施策もありましたが、市場や競合の数字をもとにした商品開発や販促施策ができない点に課題を感じていました。

── Nintを初めて知ったときの印象を教えてください。

楽天市場さんやAmazonさんといった各ECモールのデータがジャンル、メーカー、商品とマクロからミクロまで簡単に閲覧できることに驚きました

ECモールの年間売上などは公開情報で入手できますが、ECモールごとに細かい粒度で売上データが見られるので非常に有益なツールだと思いました。

定量的なデータを意思決定に利用

── Nintをどのような用途で利用されていますか?

マーケティング部ではオンライン市場の市場分析ツールとして利用しております
Nintで競合他社の売上データも分かるので、自社商品も含めてベビー市場の商品をカテゴリー別、タイプ別、メーカー別に分析をしています。
具体的には、商品の販売価格やシェア率がどのような推移で動いてるのかを時系列で把握し、商品開発の意思決定に役立てています。

また営業部でもNintを利用しており各ECモールでの販促施策の意思決定に利用しています
販売店様との商談前にはNintのデータを事前に把握した上で商談を行うこともあります。

商品開発においてNintの利用方法

── 商品開発におけるデータの利用方法とポイントを教えてください。

市場動向、競合他社の状況、商品単位の順でマクロからミクロまでECモール全体のデータを把握します。その後、インタビューなど他のデータと組み合わせ、売上が伸びている要因や購買している顧客層の解像度を上げていくことが効果的と考えます。

Nintのデータは、ECの成長が著しい昨今において商品開発の起点にもなっており、時間も限られている中でどのポイントを重点的に調査すべきか、効率的に仮説を立てられる点で非常に役立っています。

Nint導入後はスムーズに商品開発が進むこともあり、販売の実績に繋がるケースもあったので、導入して良かったと思っています。

データ利用で気をつけているポイントは、先ほどの話と重複しますが複数のデータを組み合わせるという点です。Nintのデータだけで意思決定することもありませんし、他のデータだけで意思決定することもありません。複数のデータから考察を重ねた上で意思決定を行うことが大事だと考えています。

── データ分析から生まれたヒット商品があれば教えてください。

チャイルドシートのThe S(ザ・エス)という商品です。Nintも含めた、各種データを分析したうえで、価格帯などについて総合的に判断しました。

チャイルドシートは乳児用や回転式など色々なタイプが存在しますが、Nintのデータでタイプ別の売上、シェアも分析できるので、データ分析において非常に役立ちました。

また、オンラインはSNSで人気が出ると販売量が急激に伸びるなど、変化が起こりやすく、オフラインの販売動向にも影響を与えます。なのでNintのオンラインデータで伸びてきた商品を注視し、次の商品開発に活かすこともあります。

営業現場においてNintの利用方法

── 営業部において具体的な利用方法を教えてください。

主に販売店様との商談に利用しています
Nintのデータで競合他社の販売数量やシェア、商品トレンドなどのデータを事前に把握しておくことで、自信を持って商談に臨むことができています。

例えばキャンペーンを提案する際、冬商材であれば8月〜9月くらいから売上が伸び始めるといったことをNintを含めた各種データで把握できていますので、お客様への説得力が増し、成果に繋がりやすい傾向にあります。

また、販売店様への商品の導入数量決定にもNintを利用しています。既存商品はセルイン(出荷売上)の情報をもとにした数量を軸に提案を行うことが多いですが、新規商品は過去情報がないため、Nintを含めた各種データで他メーカーさんの商品売上や販売量を目安としてご提案することができる点は非常に助かっています。

データ活用の習慣が組織に定着

── Nint導入後の成果を教えてください。

具体的な数字は言えないのですが、売上向上の一助となっているといえるのではないでしょうか。

これまでお話してきた通り商品開発と営業、製販どちらにも利用していますし、
定例会議や戦略策定会議といった場でNintのデータを根拠として示すような文化になってきていることは、これまでとの変化を感じています。

── データ分析で大事にしているポイントはありますか?

普段の業務に組み込むことです。
必要に迫られて突発的にデータをみてもなかなか丁寧な分析ができないため、我々は毎月同じ時期にNintのデータを見るような体制を整え、習慣化しております

仮にデータを必要時にのみ確認する体制だとしたら、ここまでデータを見る習慣というのは定着しなかったと考えています。

毎月同じ時期にデータを見ることは戦略や施策の振り返りにもなりますし、変化の早期発見にも繋がる大事なポイントです。

── Nintのデータを業務に組み込む一例を教えてください。

商品企画書などの社内資料の中で利用しております
Nintのデータを加工して補足資料として掲載することもあります。

大きな会議や部署の定例など大小様々な会議があるのですが、Nintのデータは競合他社の動向、自社のポジショニング、売れ筋商品など各種データを多角的に見れるため、会議の内容に合わせ使用しています。

Nintの利用が必要不可欠に

── Nintの満足度を教えてください

ずばり100点満点中100点です
Nintのデータ利用が業務フローに組み込まれているので、Nintが使えないとなると非常に困ります

長くNintを利用していることもあって、長い期間の過去データから、時系列の推移を把握しやすいことも満足度が高い理由です。

── Nintはどのような会社におすすめでしょうか?

現状EC市場に商品を投入しているメーカーさんはもちろん、今後EC市場への参入を検討しているメーカーさんにもおすすめだと思います。

推計値ではありますが、市場動向を簡単に把握できるので、商品開発や販促活動において効果的に利用できると思います。

オフラインの購買データを利用されているメーカーさんも多数いらっしゃると思いますが、オフラインとオンラインで売れている商品は異なる場合もありますし、オンラインの中でもモール別で売れている商品が異なります。

ベビー市場問わず、すべてのカテゴリで市場や顧客に合わせた施策が必須になってきているのでオンライン市場のシェアを伸ばしたいメーカーさんはNintの利用を検討してもよいのではないでしょうか。

ECモールの市場トレンド・ショップ売上・売れ筋商品はNint ECommerceで確認可能です。
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