国内3大ECモールのカーペット・ラグ市場規模は、108%で成長!




トピックス
・楽天市場・Amazonが拡大傾向,Yahoo!ショッピングが縮小傾向

・低中価格帯から中高価格帯へ価格推移

・楽天市場の首位A社が前年同期比でマイナス成長

・各モール上位メーカーが熾烈な首位争い

・市場動向について



Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングの3モールにおいて、2023年4月時点のNint推計データより、2023年1〜3月のカーペット・ラグジャンルは新生活の需要の追い風を受けてトレンドの拡大が見られました。当該時期の市場規模は2022年1〜3月と比較して108%となり、市場が堅調に拡大しています。推計値を元にした当社のAI分析を踏まえると、3モールにおける当該ジャンルの今後の売上規模は、横ばいとの結果となりました




また、同時期の平均単価は4,719円と前年同時期比で102%と微増しております。これは円安・素材高により低単価商品が値上げされた影響であり、低価格帯商品の売上構成比が著しく減少し、高価格帯商品の売上構成比が増加したことも影響しております。

・各モールについて

各モールを観察すると、楽天市場では昨年までA社が首位を独走していましたが、今期は「カーペット・ラグ」ジャンルを強化したと見られるB社C社が首位争いに絡んで来たため、熾烈な首位争いが繰り広げられています。
特にC社の成長は著しく、A社の売上と僅差まで成長しています。トップのA社は高価格帯商品に関しては首位を奪われており、全体的に見てもシェアを奪われつつあるように見られます。

楽天市場では不調に見えたA社ですが、Amazonでは4位に位置付けています。その売上の伸びは目を見張るもので、D社を含むAmazon上位3社に追いつきそうな勢いを見せております。

Yahoo!ショッピングでも、A社とD社の勢いは健在で、昨年同時期に首位争いをしていたA社とD社が今期も激しい首位争いを繰り広げています。


今後、カーペット・ラグの需要が高まるであろう秋シーズンに向け各メーカーがどのように戦略を展開していくか注目です。



作成者
佐藤 瑠佳(Sato Ruka, SMB Div.セールスUnit)
編集者
Nint Blog 編集長 加藤 洋平(Kato Yohei, ERP Div.カスタマーサクセスUnit)


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