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国内3大ECモールのドレス市場規模は、昨年比152%で拡大




トピックス
・幅広いお客様に対応できる商品が人気

・Amazon、楽天市場が大幅プラス成長、Yahoo!ショッピングはマイナス成長

・お出かけ需要や結婚式シーズンに入る今年の春は高単価のパーティードレス需要が一気に拡大する可能性大


Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングの3モールにおいて、2023年4月時点のNint推計データより、2023年1〜3月のドレスジャンルはコロナ禍終息に向かい結婚式などのパーティ需要の追い風を受けて拡大トレンドとなっております。

当該時期の市場規模は2022年1〜3月と比較して152%へ成長となり、市場が急速に拡大しています。今後の売上規模は、推計値を元にした当社のAI分析を踏まえると、3モールにおいて当該ジャンルは、横ばい傾向との結果となりました。




また、同時期の平均単価は7,636円と前年同時期比で120%と調達原価の上昇による値上げや、高単価商品の売上が拡大した理由もあり平均単価の上昇が受け入れられています。平均単価については、推計値を元にした当社のAI分析を踏まえると、3モールにおいて当該ジャンルは上昇傾向との結果となりました。

当該ジャンルでは、結婚式・披露宴・二次会・謝恩会などに最適なドレスを販売する通販専門店のA社が、前年同様に首位をキープしており、更にシェア率を伸ばしております。また人気商品はサイズ展開がS〜4L、カラー展開も3〜4色とSKU数が多く在庫リスクはありますが幅広いお客様に買っていただけていることが伺えます。

各モールを観察すると、

Amazonでは、レトロワンピースで有名なメーカーB社が前年同時期比514%と大幅成長を遂げ前年5位から首位へ躍り出ました。また、1位から4位の売上は僅差で今後の首位争いから目が離せません。

楽天市場では上述のA社が引き続き首位を独走しております。2位3位も変わらず伸長しておりTOP3は今後も盤石であることが考えられます。

Yahoo!ショッピングではTOP20ブランドの半数が前年同時期比を伸ばし、半数が落とすという戦国時代に突入しており今後どのメーカーが覇者となるのか注目です。


作成者
小西 雅之(Konishi Masayuki, SMB Div.カスタマーサクセスUnit)
編集者
Nint Blog 編集長 加藤 洋平(Kato Yohei, ERP Div.カスタマーサクセスUnit)


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