時計のアイコン

ECモールのイヤホン・ヘッドホン市場規模は昨年比123%で急速に拡大!




トピックス
・大手メーカーの新製品ラッシュと、買い替えニーズ需要の追い風を受けて拡大トレンドが継続

・高価格帯の新製品が人気な一方で、旧製品のセールが行われた影響もあり、平均単価は微増

・Amazonではメーカ上位2社が熾烈な首位争い


Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングの3モールにおいて、Nint推計データ(2023年1月時点)より、2022年10~12月のイヤホン・ヘッドホンジャンルは大手メーカーの新製品ラッシュと、買い替えニーズ需要の追い風を受けて拡大トレンドが継続しています。
当該時期の市場規模は2021年10〜12月と比較して123%へ成長となり、市場が急速に拡大しています。
今後の売上規模は、推計値を元にした当社のAI分析を踏まえると、3モールにおいて当該ジャンルは、上昇傾向との結果となりました。



また、同時期の平均単価は7,419円で、前年同期比で106%と高価格帯の新製品が人気な一方で、旧製品のセールが行われた影響もあり、平均単価は微増となりました。
平均単価については、推計値を元にした当社のAI分析を踏まえると、3モールにおいて当該ジャンルは、緩やかに上昇傾向との結果となりました。


当該ジャンルでは、スマホ・タブレットに強みを持つメーカーA社が、前年同期間比で大幅なプラス成長を継続しています。特にこのメーカーA社は、イヤホン・ヘッドホンジャンル全体の単価上昇414円の内、243円の単価上昇に貢献しており、全体の価格上昇に貢献しています。その背景には新製品の発売と旧製品のセールを背景にした商品の売上が伸長したことが貢献したと言えそうです。

各モールを観察すると、Amazonでは、当該期間における上位2社が前年同期間比で、2桁台のプラス成長を継続し、この半年で首位が入れ替わっています。
3モール共に、本ジャンルにおいては新商品のインパクト及びセールの比重が大きく、製造・販売のより強固な連携が求められると推察されます。


作成者
百瀬 晴紀(Momose Haruki, ERP Div.カスタマーサクセスUnit)
編集者
Nint Blog 編集長 加藤 洋平(Kato Yohei, ERP Div.カスタマーサクセスUnit)


各社の広告・販促戦略を反映する売上や単価の動きの詳細はNint ECommerceで確認できます。
なお、Nintにおけるランキングを各社でご活用いただくことが可能です。詳細は弊社まで。





Nintのメルマガ配信がスタートしました!
NintのブログやYoutube、セミナーなど、Nintから発信するECモール市場の情報をいち早く、メールでまとめて受け取ることができます。配信は隔週で1度の予定です。
ご登録はこちら!




◆Nint ECommerceについて
Nint ECommerceは、大手ECモール(楽天市場、Yahoo!ショッピング、Amazon)の公開データを独自技術で集計し、商品カテゴリ別の流通額やメーカー別シェア、モールに出店する企業の商品毎の売れ筋商品や広告施策の動向分析といった市場動向データを提供することで、EC運営の意思決定をサポートします。
詳しくは、サービスHPをご覧ください。


◆株式会社Nintについて
株式会社Nintは、日本の大手ECモールのデータ分析サービスのNint ECommerceを提供する他、中国の大手ECモールのデータ分析サービスのNint Chinaも提供します。長年培った独自のデータ収集と分析手法で、日本と中国のEC市場に関わる企業様のビジネスをサポートします。
詳しくは、会社HPをご覧ください。