カテゴリのシェアとランキング動向
図1:スイーツ・お菓子カテゴリ内でのシェア動向

図2:チョコレートカテゴリ内でのシェア動向

図1は楽天市場の「スイーツ・お菓子」カテゴリの市場規模の推移を表したものである。バレンタインデー、ホワイトデー商戦の時期に当たる1月から2月は最もこのカテゴリが盛り上がりを見せる時期であると言える。また図2のチョコレートカテゴリ内でのシェア動向を見ると、チョコレートセット・詰め合わせが1月〜2月に最もシェア率が高くなる。
図3:チョコレートカテゴリのランキング

図4:各商品販売動向(チョコレートカテゴリ)

図5:「ホワイトデー」という文言を含む商品ランキング

図6:各商品の販売動向(「ホワイトデー」という文言を含む商品)

図5は商品名に「ホワイトデー」という単語が明記されている商品の2018年2月14日から3月14日までの30日間の売り上げをランキング化したものである。
店舗名は非公開としたが、どの商品も楽天市場では人気の商品であり、レビュー数や商品評価が高い(レビューや評価が高い理由は、人気商材を催事毎に名称変更しているからである)。ランキングには、同一店舗の商品も多く一部の店舗に人気が集中している事も分かる。
上位店舗のランキング推移・価格推移・商品改名動向
図7:店舗Aの商品ランキング

図8:店舗Aの人気商品の価格推移

図9:店舗Aの人気商品の改名状況

図10:店舗Bの商品ランキング

図11:店舗Bの人気商品の価格推移

図12:店舗Bの改名状況

図13:店舗Cの商品ランキング

図14:店舗Cの人気商品の価格推移

図15:店舗Cの人気商品の改名状況

総括
今回の調査でも分かった通り、人気商品は楽天市場内で既にブランドが確立しているものが多い。しかしながら、各店舗の戦略は様々だ。積極的な広告投資を行い、バレンタインデー・ホワイトデー共に積極参戦しているA店。積極的な広告投資を行っているものの、戦力をホワイトデーに集中させているB店。広告投資以外にも、細かな商品名の変更や価格変更でバレンタインデー・ホワイトデー共に積極参戦しているC店。Nintを使って頂くメリットの1つに、これら勝ち組店舗の戦略を客観的に確認できる事があげられる。自社のブランドを磨き続ける事も当然必要だが、市場や競合の動向からトレンドを把握することも長期的な成長には必要なタスクであると考えられる。この分析に用いたデータについて
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